第2世代Ultrabookでしのぎを削る国内メーカー(2012年6月4日〜6月10日)PC USER 週間ベスト10

» 2012年06月11日 01時30分 公開
[ITmedia]

 PC USERで1週間に読まれた記事のアクセス数をランキングする「PC USER 週間ベスト10」。今回は2012年6月4日から6月10日までを集計しています。

 6月に入り、インテルが第3世代Coreプロセッサー・ファミリー(開発コード名:Ivy Bridge)のラインアップとして、TDP(熱設計電力)が17ワットと低いモデル(型番末尾にU)を追加したことに伴い、国内メーカーから同CPUを搭載した第2世代Ultrabookの新モデルが次々と登場し、注目を集めています。

 その中でも1位に躍り出たのは、ソニーが初めて投入したUltrabook「VAIO T」のレビューでした。既に「VAIO Z」や「VAIO S」という通常電圧版CPU搭載の強力なモバイルノートPCラインアップを擁するVAIOブランドだけあって、Ultrabookは価格競争力にも配慮したエントリーモバイル的な扱いですが、VAIO人気を改めて示す結果となりました。VAIOの夏モデル発表記事も10位に入っています。

 2位は連載「本田雅一のクロスオーバーデジタル」から「Ivy BridgeでWindowsとMacのノートはどう変わるか」でした。第3世代Coreの投入に伴い、UltrabookやMacBookシリーズがどのように進化していくのか分析しています。WWDC 2012の基調講演は日本時間で6月12日の深夜2時を予定。アップルがうわさの新世代MacBook Proを発表するのか、今から楽しみです。

 富士通入魂のUltrabook「FMV LIFEBOOK UH75/H」のレビューもトップ3圏内でした。13.3型クラスのボディサイズに14型ワイド液晶を詰め込み、HDD搭載ノートとしては非常に薄い15.6ミリの薄さを実現しつつ、細部までこだわったデザインに仕上げているのがポイントです。

 続く4位には、東芝がCOMPUTEX TAIPEI 2012で公開したコンバーチブル型Ultrabookの現地リポートがランクインしました。一見、キーボードがないタブレット端末のようですが、液晶ディスプレイ部分をスライドさせて持ち上げることで、キーボードとタッチパッドが現れ、通常のUltrabookとして使える構造になっています。東芝は映画のシネスコサイズを意識したアスペクト比21:9の14.4型ワイド液晶(1792×768ドット)を搭載したUltrabookも公開しており、どちらも国内での展開が気になります。

 全容が明らかになっていないUltrabookの新モデルでは、NECが2012年夏に発売する予定の「LaVie Z」撮影会リポートも5位につけています。新素材のマグネシウムリチウム合金を採用したことで、1600×900ドット表示の13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載していながら、重量は999グラム以下に抑えるという圧倒的な軽さが魅力です。正式な重量は現時点で未発表ですが、試作機の軽さを考慮すると、驚くような値が出てくるかもしれません。

 8位にはラインアップを一新したThinkPadの発表記事が食い込みました。CPUを第3世代Coreに変更し、6列プレシジョン・キーボードを全面採用しているのが大きなトピックとなります。伝統ある7列キーボードの歴史がここで終わってしまうのかと思うと残念ですが、より使いやすく進化した6列キーボードとのこと。ThinkPadには今後も入力環境に優れた堅牢ノートPCというポジションを維持し続けてもらいたいです。

 一方、アキバのPCショップ情報は今回も3本がランクイン。「週末アキバ特価リポート(6月2日版)」は6位、「週末アキバ特価リポート(6月9日版)」は7位、そして「古田雄介のアキバPickUp!(6月4日版)」は9位でした。

 なお、Ultrabook関連の最新情報はこちらの特集ページにもまとめています。また、先週は4位の東芝製Ultrabook以外にも、COMPUTEX TAIPEI 2012の現地リポートを数多く掲載しました。同イベントをまとめて振り返りたい方は、こちらの特集ページからご覧ください。

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