実は一番日本語入力をしやすい? ゲーミング超小型PC「OneGx1」で文字入力をしてみよう:超小型PCの道(1/2 ページ)

» 2020年11月10日 12時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 中国One-Netbook Technologyの「OneGx1」は、オプションのゲームコントローラと組み合わせた「超小型PCだけどゲーミングPC」として、その存在価値を訴求しているモデルだ。本体の左右両脇にゲームコントローラを装着し、本体背面に飛び出した大型のクーラーユニットが青いLEDを輝かせている姿を見ると、なるほどこれは超小型ゲーミングPCじゃん、と思ってしまう。ITmedia PC USERでも、国内発表会の模様やゲーミング目線でのレビュー記事が掲載されている。

 しかしゲームコントローラを外してしまえば、(背面のクーラーユニットは気になるものの)その姿は同社のこれまでの「OneMix」シリーズとさほど変わらない。OneGx1を汎用(はんよう)超小型PCとして見ると、OneMixシリーズとは何が違い、どういう立ち位置になるのだろうか。

 この記事では、本来のコンセプトとは異なってしまうだろうが、超小型PCユーザーとしては気になる「汎用超小型PCとしてのOneGx1」の実力と使い勝手、特にキーボード回りについて評価してみたい。

OneGx1 本体両脇のゲームコントローラユニットを外せば、汎用超小型PCとしても使える「OneGx1」

ストレージの「Micro PCI-e」にご用心

 ゲーミングを意識した超小型PCということで、そのシステム構成はハイエンドクラス……と思いきや、搭載するCPUはCore i5-10210Y(1GHz〜4GHz、4コア8スレッド)と、モバイル向け第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake)としてはミドルレンジのものだ。2020年8月時点におけるOneMixシリーズの最上位モデル「OmeMix3Pro プラチナエディション」がCore i7-10510Y(1.2GHz〜4.5GHz、4コア8スレッド)を搭載していることを考えると、“控えめ”な仕様といえる。

 メインメモリはLPDDR3規格で、容量は8GBか16GBを選べる。ストレージは“Micro PCI-e”接続のSSDで容量は256GBもしくは512GBから選択できる。システムメモリもストレージも容量だけを見ると十分なように見える。

ディスプレイ ディスプレイのサイズは7型で、解像度は1920×1200ピクセル。フルHD(1920×1080ピクセル)と比べて縦方向の情報量が少し多い
開いた角度 ディスプレイの開く角度は実測で最大約147度だった

 少し気が早いかもしれないが、ここでOneGx1のモバイルPCとしての実力をチェックしてみよう。今回は、CPUのテストを行う「CINEBENCH R20」、PC性能を総合的にベンチマークする「PCMark 10」、ストレージの読み書き速度をチェックする「CrystalDiskMark 7.0.0g」、そしてバッテリー持ちをチェックする「BBench 1.0.0」の5種類を実行している。比較対象として、OmeMix3 Pro プラチナエディション(OM3Pプラチナ)と、Core i3-10110Yを搭載する「OneMix3 S+」のスコアを並べている。

 なお、OneGx1を含むテスト機材の構成は以下の通りとなっている。BBenchではディスプレイ輝度を100段階の下から50レベルとし、電源プランをパフォーマンス寄りのバランスに設定して測定している。

モデル名 OneGx1 OM3Pプラチナ OneMix3S+
CPU Core i5-10210Y Core i7-10510Y Core i3-10110Y
メインメモリ 16GB 16GB 8GB
SSD 512GB 512GB 256GB
直販価格(税別) 11万6900円(LTEモデル) 12万5100円 8万7120円

 ベンチマークの結果は以下のようになった。

モデル名 OneGx1 OM3Pプラチナ OneMix3S+
PCMark 10 3267 3332 2598
CINEBENCH R20(マルチ) 877 912 599
CINEBENCH R20 (シングル) 304 322 315
CrystalDiskMark 7.0.0g リード(SEQ1MQ8T1) 446.08MB/s 1450.63MB/s 1388.6MB/s
CrystalDiskMark 7.0.0g ライト(SEQ1MQ8T1) 435.57MB/s 803.84MB/s 777.95MB/s
BBench 1.0.1 6時間25分34秒 6時間27分38秒 7時間8分55秒

 CINEBENCH R20やPCMark 10の結果は、CPU相応といった印象だ。CrystalDiskMark 7.0.0gのスコアは、他の2モデルと比べると大幅に低い値となった。

 ここで注意したいのが、OneGx1のストレージ接続規格「Micro PCI-e」だ。

 ストレージ情報取得ツール「CrystalDiskInfo 8.5.2」によると、搭載するSSDは「Hoodisk SSD 512.1 GB」とあり、対応転送モードは「PCIe 3.0 x2」となっている。一方で、搭載するSSDのメーカーであるHoodiskのWebサイトでは出荷しているSSDが全て「Serial ATA 6Gbps対応」、つまりSerial ATA 3.0接続であるとしている(参考リンク)。実際、ストレージの転送速度を測定するCrystalDiskMark 7.0.0gのスコアは、Serial ATA 3.0接続のSSDで一般的なスコアとほぼ同等だった。

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