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» 2011年07月06日 20時10分 UPDATE

世界初のAndroid 3.2搭載タブレット:日本でも発売される?――写真と動画で見る「MediaPad」

Huaweiが6月に発表した“世界初のAndroid 3.2搭載”タブレットのグローバルモデル「MediaPad」が日本のメディア向けに披露された。日本では発売されるのか? また動作はサクサクか? 基本スペックや外観、ソフトウェアの一部をチェックした。

[田中聡,ITmedia]

 Huaweiが6月19日から22日まで開催されたCommunicAsiaで展示したタブレット「MediaPad」が、最新のAndroid OS「Android 3.2」を搭載したモデルとして注目を集めている。7月6日にファーウェイ・ジャパンが日本のメディア向けに開催したタッチ&トライイベントでMediaPadに触れる機会を得たので、その概要を紹介しよう。

photophoto Huawei製のグローバルモデル「MediaPad」
photo 片手でもつかみやすい。ポケットに入れるのは難しそうだが、頑張れば入らなくもなさそう

 MediaPadは「世界初のAndroid 3.2搭載タブレット」だが、Android 3.2はGoogleからまだ正式発表されていないため、今回のイベントではAndroid 3.1のモデルが用意された。製品版ではAndroid 3.2を搭載したものが発売される。ファーウェイ・ジャパンによると、発売地域は欧州や米国を予定しており、「日本でも発売したい」という。ただし詳細は決まっておらず、「9月中までに発表できれば」とのこと。Android 3.2の詳細についても現時点で説明を聞くことはできなかった。

 MediaPadは「Ideos Tablet S7」「IDEOS S7 Slim」に次ぐ、Huaweiとしては3台目のAndroidタブレット。ボディサイズは124(幅)×190(高さ)×10.5(厚さ)ミリ、重さは約390グラム。ディスプレイが7インチと小さいこともあって、片手でも持ちやすく「思ったより軽い」と感じた。サイズ感はSamsung電子の「GALAXY Tab」に似ている。ドコモの「GALAXY Tab SC-01C」のサイズ/重さは約120(幅)×190(高さ)×12.1(最厚部約12.2)ミリ/約382グラム。MediaPadは約8グラム重いが、約1.6ミリ薄い。

 ディスプレイの解像度は1280×800ピクセル。PPI(pixel per inch:1インチあたりのピクセル数)は217で、iPad 2(132PPI)、GALAXY Tab 10.1(149PPI)、MOTOROLA XOOM(160PPI)よりも高く、高密度な表示ができる。Android 3.0を搭載したタブレットは「Optimus Pad L-06C」や「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」「GALAXY Tab 10.1」など10インチ以上のディスプレイを搭載するモデルが多い。Huaweiも「10インチ以上の製品も検討はしている」が、持ちやすい「7インチ」をタブレットの主力とする考えだ。

photophotophoto 上端部にイヤフォンジャックとスピーカーを装備(写真=左)。下端部に充電端子、Micro HDMI端子、Micro USB端子を装備(写真=中)。右側面には電源キーと音量調節キーがある(写真=右)
photophoto 「IDEOS S7 Slim」と比較(写真=左)。こちらは「Xperia arc」と比較したもの(写真=右)

 ボディ裏面にはHuaweiのタブレットでは初めて金属(アルミ)を使っており、質感やデザインにもこだわった。裏側下部のケースを取り外すとmicroSDとSIMスロットが現れる。microSDHCは最大32Gバイトまで利用可能。Android 3.0は外部メモリの利用に対応していなかったが、Android 3.2のMediaPadは当初から外部メモリを利用できる。ROMは8Gバイト、RAMは1Gバイト。内部ストレージを確認したところ6.17Gバイトだったので、アプリを保存するには十分だろう。バッテリー容量は4100mAhで、連続駆動時間は最大6時間。Micro USB経由では充電できず、専用のACアダプターを使って充電する。

photophoto 高級感あるアルミボディ。技適マークは確認できなかった
photophoto 裏面下部のカバーを外すと、microSDとSIMスロットが表れる
photophoto MediaPad用のパッケージ

 チップセットには、Qualcommの1.2GHzデュアルコアCPUを搭載しており、スムーズな動作を実現している。通信機能は下りの速度は最大14.4MbpsのHSDPA+、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 2.1+EDRをサポートしている。カメラは5メガピクセルのアウトカメラのほか、1.3メガピクセルのインカメラも装備している。アウトカメラではフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)の動画も撮影できる。HDMI端子を備えているので、撮影した動画などのコンテンツを対応テレビに出力して楽しめる。なお、通話機能は備えていない。

 Android標準のアプリのほか、「Facebook」「Twitter」「Let's Golf」「Document to go」をプリインストールしている。UI(ユーザーインタフェース)はAndroid標準のものからは手が加えられていない印象だった。また、これまでのAndroid 3.0タブレットでは、アプリによって画面の左右にスペースが表示されるといったことが起きたが、MediaPadではアプリのグラフィックが画面に最適化され、7インチの画面いっぱいに表示されるという。また、Huaweiは同社のスマートフォン向けに「Hi Space」というアプリストアを提供しているが、日本向けモデルはまだ対応していない。

photophotophoto ホーム画面。Huawei独自のインタフェースは提供されていない(写真=左)。画面を長押しするとウィジェットやアプリの編集画面に切り替わり、任意のページに配置できる(写真=中、右)
photophotophoto ロック解除画面(写真=左)。横向きのホーム画面。左下にクリア/ホーム/MENUのアイコンが表示されている(写真=中)。横向きの方が編集しやすい(写真=右)
photophoto アプリ一覧(写真=左)。起動中のアプリ一覧が画面左端に表示される(写真=右)

photophotophoto 設定画面。テザリングもサポートしている(写真=左)。内部ストレージの総容量は6.17Gバイト(写真=中)。Androidバージョンは「3.1」だが、製品版では「3.2」となる(写真=右)
photophoto カメラの撮影画面(写真=左)。スパナアイコンをタップすると設定ができる(写真=右)
photophoto ブラウザも精細に表示される

 文字入力ソフトではSwypeの日本語版が入っていたが、「製品版で搭載するかは未定」とのこと。Swypeは片手での入力が基本なので、タブレットでの利用に合うかは未知数だが、7インチのMediaPadなら、片手で端末を持ち、もう1方の手で入力するといった形で使えそうだ。

photophotophoto 入力方法に「Swype」が用意されている(写真=左)。Swypeの精度などを設定できる(写真=中、右)
photophoto ソフトウェアキーボードを一筆書きをするようになぞると変換できる(写真=左)。チュートリアルも用意されている(写真=右)

 Huaweiのタブレットは「MediaPad」と「IDEOS」の2ブランドが存在することになるが、ファーウェイ・ジャパンによると、今後は1ブランド(MediaPad)に絞るというよりは、IDEOSも併存する形になるとのこと。余談だが、IDEOSは「イデオス」ではなく「アイデオス」と読む。「Idea」「ID」に「OS」を組み合わせたのが由来だという。日本では、電車の中など外出先では片手でケータイを利用する文化が根付いているので、7インチタブレットの需要は少なからずあるだろう。(詳細は未定だが)Android 3.2をいち早く体験できるタブレットとして、同モデルの登場を待ちたい。

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