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» 2013年04月19日 10時00分 UPDATE

最新スマートフォン徹底比較:5インチフルHDスマホ比較(バッテリー編)――YouTube連続再生/待受テストを実施 (1/2)

5インチフルHDスマホの比較レビューの最後は、このコーナーでは定番のバッテリーテストをリポートしたい。YouTubeの連続再生テストと待受テストを実施したが、最もスタミナが高いのはどの機種なのか?

[田中聡,ITmedia]

 5インチフルHDスマートフォンの比較記事の最後では、バッテリー持ちについてを取り上げたい。今回も「ARROWS X F-02E」「Optimus G pro L-04E」「ELUGA X P-02E」「Xperia Z SO-02E」「HTC J butterfly HTL21」の5機種を取り上げる。

photo 左から「HTC J butterfly HTL21」「ARROWS X F-02E」「Optimus G pro L-04E」「ELUGA X P-02E」「Xperia Z SO-02E」

 まずはバッテリー関連のスペックをおさらいしておこう。いずれの機種も2000mAh以上のバッテリーを積んでおり、Optimus G proの3000mAhのバッテリーが、この中で最も大きい。

バッテリー関連の主な仕様
ARROWS X F-02E Optimus G pro L-04E ELUGA X P-02E Xperia Z SO-02E HTC J butterfly HTL21
連続通話時間 3G:約520分
GSM:約690分
3G:約920分
GSM:約780分
3G:約600分
GSM:約590分
3G:約640分
GSM:約580分
約750分
連続待受時間 LTE:約400時間
3G:約620時間
GSM:約420時間
LTE:約460時間
3G:約470時間
GSM:約410時間
LTE:約370時間
3G:約400時間
GSM:約320時間
LTE:約420時間
3G:約480時間
GSM:約380時間
LTE:約270時間
3G:約360時間
バッテリー容量 2420mAh(取り外し可能) 3000mAh(取り外し不可) 2320mAh(取り外し可能) 2330mAh(取り外し不可) 2020mAh(取り外し不可)

YouTubeの連続再生:大容量バッテリーを搭載するあの機種がトップに

 ディスプレイが高精細になると、トランジスタのサイズはそのままで画素が小さくなるので、1画素あたりのバックライトの透過量が減る。同じ明るさにするためには光量を増やす必要があり、フルHDのディスプレイは、従来のHDやQHDなどに比べて消費電力が増える。5インチという大画面も消費電力の面では不利だろう。

 そこで今回も、YouTubeの動画をバッテリーが尽きるまで再生させて、何時間持つかをテストしてみた。以前のテストでも使った2時間強の動画を再生させ、2時間ごとに再生し直した。テスト日時は4月9日の17時50分からで、場所はITmedia Mobile編集部(東京都港区)。Xiと4G LTEともに通信環境は良好な場所だ。

 このほかの計測条件は以下のとおり。

  • 満充電の状態で計測開始。
  • 「Battery Mix」アプリを使って残量を確認。
  • 端末に保存されているアプリ数はBattery Mixを除き初期状態のまま。
  • Googleアカウントの同期はオンに。
  • Wi-Fi、GPS、Bluetoothはオフに。
  • ディスプレイの明るさは中間程度に統一。
  • YouTube動画は横向きに再生。
  • スピーカーはすべて音量をゼロにした。

 さっそく結果を見ていこう。連続再生時間が最も長かったのは、Optimus G proの457分(7時間37分)。最大バッテリーを搭載した機種の実力が発揮された形だ。またOptimus G proはこの中では唯一、プロセッサーにQualcommのSnapdragon 600シリーズに属する「APQ8064T」を搭載しているのも見逃せない。Snapdragon 600は、Xperia Z、ELUGA X、HTC J butterflyが搭載するSnapdragon S4 Pro(APQ8064)から性能が40%向上しているといい(外部リンク参照)、この点も関係していると思われる。2位以降は390分(6時間30分)のXperia Z、347分のARROWS X(5時間47分)、306分のELUGA X(5時間6分)、284分(4時間44分)のHTC J butterflyと続く。HTC J butterflyはもう少し頑張ってほしかったが、ほかは5時間以上持っており、秋冬モデルのテスト結果と比べても、まずまずの結果と言える。

 ARROWS Xは、この中では唯一プロセッサーにTegra 3を搭載する。Tegra 3搭載機はこれまで、同様のバッテリーテストではあまり良い結果を残せていなかったが、2420mAhという大容量バッテリーも功を奏してか、今回は以前のTegra 3搭載機よりは良い結果となった。HTC J butterflyは、秋冬モデルの比較でも同じテスト(場所は異なる)を実施しており、その際の連続再生時間は311分だった。今回のテストでは27分ほど下がっており、通信環境によって結果が変わってくることが分かる。今回の結果もあくまで一例として参考してもらいたい。

photophotophoto 左からOptimus G pro、Xperia Z、HTC J butterflyのバッテリー残量推移。グラフが直線もしくは直線に近く、コンスタントに減っていることが分かる
YouTubeの連続再生テスト結果
1時間後 2時間後 3時間後 4時間後 5時間後 6時間後 7時間後 連続再生時間
ARROWS X F-02E 81% 63% 45% 26% 10%(47分後に0%) 347分
Optimus G pro L-04E 94% 80% 66% 54% 41% 27% 11%(37分後に0%) 457分
ELUGA X P-02E 83% 64% 45% 26% 2%(6分後に0%) 306分
Xperia Z SO-02E 87% 72% 55% 39% 21% 4%(30分後に0%) 390分
HTC J butterfly HTL21 81% 61% 40% 18%(44分後に0%) 284分

 ちなみに、Xperia ZのみFacebookアプリでログインをしており、更新間隔を「1時間」としていたので、後日(4月16日14時25分〜)、Facebookにログインしない状態でもう1度計測したところ、YouTubeの連続再生時間は387分(6時間27分)だった。最初のテストとほぼ同じ結果だったが、Facebookにログインしない2回目の方がわずかに再生時間は下回った。Facebookアプリはバックグラウンドの通信が多いと言われていたが、ここ最近はうまく制御されているのかもしれない。Qualcommは消費電力を下げたりパフォーマンスを向上させたりするために、「Facebook Home」とAndroid向け「Facebook」アプリをSnapdragonに最適化する取り組みを行っている。どのチップがその対象なのかは明らかではないが、Xperia Zが搭載するAPQ8064は比較的新しく、同チップがFacebook用に最適化されている可能性は高い。

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