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» 2013年12月26日 17時00分 UPDATE

「Xperia Z1」の“ここ”が知りたい 第7回:Xperia Z1のバッテリーはどれだけ持つ?――SO-01FとSOL23を比較

人気のXperia Z1だが、少々気になるのがバッテリーの持ち。バッテリー容量はシリーズ最大の3000mAhだが、バッテリーが持つという評価はあまり見ない。実際にどれくらい使えるのか、チェックしてみた。

[小林誠,ITmedia]
photophotophoto 「Xperia Z1 SO-01F」(写真=左)と「Xperia Z1 SOL23」(写真=中、右)。ボディカラーは2機種ともパープル、ホワイト、ブラック

質問:普段使いではどれくらい持つ?

 「Xperia Z1」のバッテリーはどれだけ持つのだろうか。今回は普段使いを想定して4回のテストを行った。本体の設定は、接続の有無を問わずWi-Fiは常にオン、画面の明るさを中くらいに固定し、GPSはオン、BluetoothとNFCはオフ、音量は中くらいに固定し、ほかの設定はほぼ初期設定のままだ(Googleアカウントなど最低限の設定は行っているが)。どのテストも満充電にしてから実施している。

 バッテリー消費の推移はアプリの「Battery Mix」で確認し、Xperia Z1はドコモ版(SO-01F)とau版(SOL23)の2機種を用意した。スペックはほとんど同じだが、プリインストールアプリやLTEのつながりやすさは違うので、そのあたりが影響するかもしれない。

 1回目は外出先で「ブラウザ」を使った場合を想定。LTEのエリア内で30分間「NAVERまとめ」の記事を読み続けた。LTEのアンテナを見ると、SO-01Fは2〜3本(4本中)、SOL23が2〜4本(4本中)と、どちらも不安定だが、若干au版のほうがつながりやすそう。

 2回目は自宅のWi-Fiにつなぎ、電子書籍アプリのKindleでコミック1冊を読む。筆者が好きな「つらつらわらじ」(オノ・ナツメ/講談社)という作品で、3巻と4巻を読んだ。どちらも380ページ前後だ。

 3回目も自宅のWi-Fiにつなぎ、今度はゲームを30分してみた。レーシングゲームで有名な「アスファルト8」。本体の傾きセンサーも使うはずだ。

 4回目は標準のマップでβ版の「Googleマップナビ」を使用。30分間実際に外を歩きながらナビゲーションをしてみた。当然GPSで常に現在地を確認し、LTEの接続状況は移動中に変わる。

 その結果が以下の表だ。

4回のバッテリーテスト
テスト内容 SO-01F SOL23
1回目 まとめサイト30分閲覧 90% 92%
2回目 電子書籍コミック1冊読書 94% 94%
3回目 ゲーム30分プレイ 82% 85%
4回目 30分ナビゲーション 90% 92%

 消費が少ないのはコミックを読む場合。実際に読む時間は20分くらいだが、SO-01FとSOL23ともに6%の消費。この消費ペースなら新刊を1冊読む程度なら長編小説でも大丈夫そうだ。

 次に「まとめサイト30分閲覧」「30分ナビ」が、ドコモ10%減、au8%減で並んだ。これも通勤時に使う、外出先で地図を見ながら使う場合なら安心だろう。

 最もバッテリーの消費が激しかったのは「ゲーム30分」で、ドコモは18%減、auが15%減。やはり本体のセンサーを使うせいだろうか。プレイ終了後は本体も温かくなっている。ただそれでも計算上は6時間以上遊べるわけで、普通に仕事をしている場合は問題なさそう。生粋のゲーマー、あるいは面白いゲームにハマってしまうとバッテリーの残量が危ないかもしれない。

 またドコモとauでは、電子書籍以外のテストでauのほうが2〜3%残量が多かった。誤差の範囲に思えるし、あるいはauはネットワークが若干有利だったのかもしれない。YouTubeのテストでは、SO-01Fが逆転しているし、ほぼ同じくらいのスタミナと思ってよさそうだ。

photophoto まとめサイトの記事を30分間読み続ける(写真=左)。au版のSOL23は、残量92%でまだまだ余裕だ(写真=右)
photophoto バッテリーの消費が激しかったのは「アスファルト8」をプレイしたゲームのテスト(写真=左)。ゲーム終了後のドコモ版Xperia Z1の消費経過。「まとめサイト」と比べると本体の温度は若干高い程度だが、体感的にはもっと差があった(写真=右)

質問:Xperia Zと比較するとどれくらい持つ?

 「Xperia Z SO-02E」のバッテリー容量が2330mAh。Z1より小さく、しかも画面は5インチフルHDで同じ。となれば当然古いXperia Zのほうが不利と予想できる。どれくらいの差になるのか。

 前述した同じ設定を行い、今度はドコモのXperia Zも加えてテストを行った。テスト内容は「YouTubeの6時間連続再生」だ。筆者の自宅でWi-Fiに接続して再生した。

 通信をしながらの動画再生は、おそらくスマホがもっともバッテリーを消費する使い方のひとつだろう。この方法でどれくらいバッテリーが持つのかは気になるところだ。

YouTube再生テスト
テスト内容 SO-01F SOL23 SO-02E
YouTube 6時間視聴 20% 18% 0%

 結果、Xperia Zは5時間40分ほどでバッテリー残量がゼロとなり、1時間あたり17〜18%の消費だった。一方のXperia Z1は6時間後にSO-01Fが残量20%、SOL23が残量18%で、まだ少し余裕がある。1時間あたり13%程度の消費で、計算上はあと1時間は再生が可能だ。やはりXperia Z1の方が旧機種よりバッテリーの持ちは良い。

 電力消費の激しい動画が7時間も見られるのであれば、普段のXperia Z1は10時間以上持ちそうだ。Xperiaシリーズを使い続けている人や、古いスマホからの機種変更であれば、バッテリーの持ちが伸びたことを実感できるのではないだろうか。

 一方で優れたスタミナで評判のいい「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」や最新の「ARROWS NX F-01F」のような「3日持つ」機種、あるいはガラケーと比べるとバッテリーの持ちは物足りない、という評価になりそうだ。

photo YouTubeの動画再生テスト中
photophotophoto Xperia Zは再生途中でバッテリーが空になってしまった(バッテリーの残りが少なくなると警告が出る)(写真=左)。まだ残量に余裕があったドコモ版Xperia Z1の残量推移(写真=中)。Xperia Z1の省電力モード。Wi-FiやGPSをオフにする。バッテリー消費が気になる人は使うとよいだろう。なお、12月16日以降のアップデートで、スリープ時に任意のアプリの通信をオフにする「スタミナモード」が利用可能になった(写真=右)

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