店頭モデルはプリインストールOSに64ビット版Windows 8を採用。オフィススイートのMicrosoft Office Home and Business 2010、フォトレタッチソフトのAdobe Photoshop Elements 10、映像コンテンツ管理・編集ソフトのPlayMemories Home for VAIOなどが付属する。
直販モデルでは64ビット版のWindows 8 ProやMicrosoft Office 2010のエディション、Adobe Acrobat Standard 10、Adobe Photoshop/Premiere Elements 10、ATOK 2012、ウイルスバスター2013クラウドなどの有無が選択可能だ。
今回入手した試作機はソフトウェア環境が不十分だったため、評価は差し控えるが、デジタイザスタイラスが活用できるソフトや、Windows 8ならではのModern UI(旧称:Metro UI)に対応し、タッチ操作に最適化したVAIOシリーズ共通の新アプリも提供される。これらをざっと紹介していこう。
デジタイザスタイラスを活用できるソフトとしては、ペン操作で画像を囲むだけで輪郭を自動検出して切り抜ける独自の画像合成ソフトであるActive Clip、手書き文字入力システムのmazec-T for Windows、OneNote 2010、PowerPointを用意。発売後に手書きノートを作成・管理するNote Anytime for VAIOや、プレゼン中のスライドに手書きでメモを加えられるSlide Show add-inも提供する予定だ。
Modern UIに対応したタッチ操作向けアプリは、ショートムービー作成アプリの「VAIO Movie Creator」、同社のAndroidタブレット「Xperia Tablet S」で採用されたソーシャルニュースマガジンアプリ「Socialife」、写真や動画の管理・再生アプリ「アルバム」、音楽の管理・再生アプリ「ミュージック」、サポートアプリ「VAIO Care」を用意する。
この中でVAIO Careはプリインストールされるが、VAIO Movie Creator、Socialife、アルバム、ミュージックの各アプリはダウンロードでの提供となる(Socialife、アルバム、ミュージックはWindowsストアアプリ)。
このほか、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売中の3波デジタルチューナー内蔵NAS「nasne」との連携機能も搭載。nasne操作アプリ「VAIO TV with nasne」をダウンロードして導入することで、VAIO Duo 11から同一ネットワーク内にあるnasneのテレビ機能がワイヤレスで楽しめる。
以上、VAIO Duo 11の変形機構をはじめ、各部のスペックを中心にチェックした。次回は液晶ディスプレイの表示品質をはじめ、マルチタッチやデジタイザスタイラス、キーボード、小型ポインティングデバイスなどの使い勝手を検証していく予定だ。
・→「VAIO Duo 11」徹底検証(中編)――11.6型フルHDのIPS液晶と筆圧検知ペンを味わう
・→「VAIO Duo 11」徹底検証(後編)――変形ボディに秘められた真の実力とは?
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