NECカシオモバイルコミュニケーションズ製のNTTドコモ夏モデル「MEDIAS WP N-06C」は、機種名のWP(Water Proof)からも分かる通り、防水仕様のスマートフォン。今春発売された同社製の「MEDIAS N-04C」をベースに、IPX5/7相当の防水性能を新たに搭載しつつ、3Gの防水ケータイとしては世界最薄サイズとなる、厚さ7.9ミリのスリムデザインを実現している。スーツの胸ポケットはもちろん、ワイシャツの胸ポケットに入れても、ほとんど外に響かない。多少の汗濡れもOKの防水仕様とあわせて、電力不足で暑くなりそうな今年の夏に、重宝しそうな端末だ。
上下がアーク型に切り取られたゴリラガラスや、ステンレスに樹脂素材を合わせたフレームを重ねて、アルミ製のサイドフレームで挟み込むことで、薄さと強さを両立。スリム&フラットなデザインはN-04Cと同様だが、防水化するにあたって前面の3つの操作キーが、物理キーからタッチセンサーキーに変更されるなど、外観の細かな仕様が変更されている。
N-04Cでは操作キーが押し込みが必要な物理キーで、かつ最下部に配置されていたので、キーを押し込むとテコの要領で上部が持ち上がってしまい、「押しにくい」という声もあった。N-06Cではキーがタッチセンサーとなり、液晶画面のすぐ下に配置されているため、キーが押しやすくなった。なお、N-04Cと同じくN-06Cにもヘッドフォン端子はなく、Micro USBに付属の変換アダプターを使ってヘッドフォンを接続する必要がある。
OSにはAndroid2.3を搭載。CPUのクロック数がN-04Cの800MHzから1GHzに向上するなど、外観だけでなく中身もしっかり進化を遂げている。同時発表された他のスマートフォンと同様、この夏から導入されるFOMAハイスピードの下り最大14Mbpsや同時接続5台までのテザリングにも対応。さらにオリジナルアプリやサービスも、多数追加されている。
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