写真で解説する「ARROWS X LTE F-05D」(2/2 ページ)

» 2011年10月20日 00時00分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 ホーム画面にはAndroid標準のものに加え、ドコモが提供するバージョンアップした「docomo Palette UI」と、富士通が開発した「NX!comfort UI」が採用されている。NX!comfort UIは、通知画面上部にWi-Fi、Bluetooth、マナーモード、画面回転、FMトランスミッターなど8つのアイコンが用意されており、手軽に設定を変更できる。ホーム画面上に透過表示されるアプリ一覧はカテゴリー別に分類され、左右にスクロールする。試作機のためか、このスクロールがあまり安定しておらず、隣に遷移したと思ったら元のページに戻ってしまうことが何度かあった。アプリはダウンロード順や利用頻度順に並び替えたり、リスト表示に変更したりもできる。

photophotophotophoto ロック解除画面では鍵アイコンに触れるだけでロックが解除される(写真=左端)。3種類のホームアプリを用意。展示機には「docomo Palette UI」が設定されていた(写真=左中)。NX!comfort UIに変更したホーム画面(写真=右中)。ステータス画面の設定アイコン(写真=右端)
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photophotophotophoto NX!comfort UIでは、カテゴリー別にアプリ一覧が表示される
photophoto 右下のアイコンを押すと、グリッド表示とリスト表示を切り替えられる(写真=左)。名前順、ダウンロード順、利用頻度順、カテゴリー別にアプリを並び替えることも可能(写真=右)

 マルチメディア機能にも注力し、高画質エンジンを用いた動画補正や、臨場感あふれるサウンドを再生する「Dolby Mobile」もサポートする。Dolby Mobileは動画と音楽のジャンルに合わせて効果を変更できる。最近のスマートフォンでは珍しいFMトランスミッターも利用でき、F-05Dで再生中の音楽をFMラジオで再生可能。DLNAとDTCP-IPもサポートし、テレビなどで録画した地デジの番組をWi-Fi経由でF-05Dからストリーミング再生できる。

photophoto 動画補正やDolby Mobile設定が用意される

 文字入力は、ATOKを独自にカスタマイズした「NX!input」を採用し、ソフトウェアキーボードからの手書き入力や音声入力が可能。電話相手の声を聞きやすくする「スーパーはっきりボイス3」、環境に応じて相手の声を聞きやすくする「ぴったりボイス」、相手の声をゆっくり聞こえやすくする「ゆっくりボイス」、2つのマイクで雑音を抑える「スーパーダブルマイク」、利用者の耳年齢に合わせて通話音質を補正する「あわせるボイス2」など、快適な通話をサポートする機能も充実している。

photophotophotophoto 音声入力や手書き入力が可能。手書きは漢字も認識する
photophoto 音質と強弱のレベルを設定できる「あわせるボイス」

 F-05DのROMは8Gバイト、RAMは1Gバイト。内蔵メモリは音楽や写真などを保存する「内蔵ストレージ」と、アプリを保存する「システムメモリ」に分けられており、合計容量は内蔵ストレージが4.1Gバイト、システムメモリが1.92Gバイトとなっていた。

 Wi-Fiテザリングは最大8台が接続可能。2012年4月30日までのキャンペーンにより、「Xiパケ・ホーダイ フラット」なら月額4410円、「Xiパケ・ホーダイ ダブル」なら月額4935円でテザリングも含めたデータ通信が可能だ。パケット定額料の上限やテザリング利用時の料金を考えると、速度だけでなく、料金面でもXi端末のメリットは大きい。展示されていた試作機はメーカーの評価がまだ終了しておらず、まだまだチューニングの余地が残っている印象だった。製品版の登場を待ちたい。

photophotophotophoto FMトランスミッターやテザリングも利用可能(写真=左端、左中)。写真や音楽などを保存する内蔵ストレージは約4Gバイト、アプリ保存用のシステムメモリは2Gバイト弱となる予定(写真=右中、右端)
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