Ui2は、2013年に50周年を迎えた円谷プロダクションと共同で開発した、ウルトラマンのNFCアプリ「ウルトラ・ワレット(仮)」の試作品を展示した。「キャラクターベースのスマートフォン向けNFCアプリの開発は世界初」と担当者は説明する。

「ウルトラ・ワレット(仮)」のデモ画面。円谷プロダクションを代表するキャラクターであるウルトラマンをモチーフにしたアプリだ(写真=左)。クレジットカード、クーポン、会員証、交通機関のカードの機能を一体化する予定だ(写真=右)国内のAndroidケータイに搭載されている「おサイフケータイ」を、ウルトラマンのデザインをモチーフにしたアプリで利用できる。担当者によると、「クレジットカード決済、クーポンサービスの利用、登録(予定)店舗の会員証、交通機関のカードなどの機能を一体化し、飲食店や交通機関で利用できるようにする」ということだ。
「海外ではNFCが普及しているが、日本では昔からFeliCaを採用する携帯電話が主流だ。今後は両方が統合していくようになるはず。その中で、国内でNFCを活用したサービスを開発することになった」と担当者はいう。ウルトラ・ワレット(仮)は、韓国のロッテグループの店舗やコンビニ、地下鉄などで使えるプリペイド型電子マネーの「Cashbee」にも対応する。「韓国では日本よりNFCが普及している。このアプリを使えば、国内のAndroidスマートフォンで韓国の電子マネーを使える」と担当者は説明する。

韓国のロッテグループの店舗やコンビニ、地下鉄で使える電子マネー「Cashbee」。2013年5月現在で5.2万カ所で利用できる(写真=左)。ウルトラ・ワレット(仮)では、Cashbeeも利用できる予定だ
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