第3回 Xperia AとXperia Z、どちらがサクサク動く?「Xperia A SO-04E」の“ここ”が知りたい

» 2013年07月16日 07時00分 公開
[小林誠,ITmedia]
photophoto ソニーモバイル製の「Xperia A SO-04E」。ボディカラーはホワイト、ブラック、ピンク、ミント

文字入力はどちらが速い?

 「Xperia A SO-04E」には、画面をタップしてから実際に反応するまでのタイムラグが少なくなるよう、指の動く方向を予測する独自の機能を採用した。このチューニングが影響する操作の1つが「文字入力」だろう。ただ、快適に文字を入力できるかは、本体のサイズや持ちやすさも影響する。

そこで、Xperia Aと「Xperia Z SO-02E」のPOBox Touchを用い、片手でどれだけ快適にフリック入力ができるかをテストした。

 文例は以前Xperia AXでも入力した「お世話になっております。小林です。お元気で。」という短文。予測変換を使わずに全文入力する。タイムの計測にはストップウォッチを使う。Xperia AXのときもそうだが、競うわけではないので、あくまで通常の速度で入力する。

 結果は以下のとおりだ。

  • Xperia A……15秒76
  • Xperia Z……18秒07

 この差は明らかに持ちやすさから生じている。Xperia Aは左側のボタンに届きやすく(筆者は右利き)、漢字の変換候補も直接タップしやすい。Xperia Zはそのまま使うと、幅があるので変換候補を直接タップすると、持ち方のバランスが悪くなる。

 ただしXperia A、Xperia Zともにキーボードサイズの変更が可能だ。もっとも筆者の場合、Xperia Aのキーボードサイズは変更しなくてもちょうどよい。

photophoto Xperia Aは変換候補を直接タップしても、持ち方が崩れにくい(写真=左)。Xperia Zの場合は、左上のボタンや変換候補なで指が届きにくい。もちろん変換ボタンをタップすれば選べるが、直接タップしたい人も多いはず(写真=右)
photo 手書きの漢字入力。かな混じりでもOK。崩した字でもある程度認識するので、急いで書かなければ入力はスムーズに進む

 なお、Xperia Aでは日本語入力システムが「POBox Touch 6.1」にバージョンアップしている。これまでのPOBoxとの違いは「手書き漢字入力」が追加されたこと。手書きのかな入力(変換で漢字を入力)には対応していたが、漢字も手書きで入力できるのはXperiaスマートフォンでは初だ(Xperia Tablet Zにも搭載されている)。

 試してみたが「かな」「漢字」を意識することなく入力できるので、直感的な入力になったのは間違いない。タッチの反応も良く、指の動きにピタリと追従している。崩した文字も認識するが、筆者の場合、字が相当下手なので誤認識も多い。丁寧に書こうとすると時間がかかるので、手書き入力はキーボード入力に慣れない人か、予測変換とあわせて使うのがよさそうだ。

 従来からの「手書きかな入力」や「あいうえお」が並んだ50音入力も引き続き用意されているので、スマホ初心者でも安心だろう。

スクロールはどちらがスムーズ?

 次にスクロールの操作を行う。Xperia Aでは指の動く方向を予測し、「スクロールの操作性」も向上しているという。では、ITmediaのトップページを上から下、下から上へ往復したタイムを比較するとどうだろうか。これも片手操作でテストした。

  • Xperia A…4秒77
  • Xperia Z…6秒52

 これには正直驚いた。使ってみると大きく違う。Xperia Aの「指の動きを予測する」独自機能、そして持ちやすさもあって、Xperia Zよりも明らかに速い。タイムもそうだが、画面を見ていると明らかにXperia Aのほうがスクロールの動きが俊敏だ。Xperia Zは画面の大きさ、持ちやすさで不利とはいえ、単体で操作していると遅く感じることはない。しかし両機種を比べると、意外なほど差があった。

ゲームの操作性はどう?

photo ドラゴンフライトは大きい画面のほうが有利。ここではXperia AよりZのほうが成績は上だった

 最後にゲームの操作性をテストすべく、片手で操作ができて、筆者が普段から遊んでいる「LINEドラゴンフライト」で比べてみた。縦スクロールの手軽なシューティングゲームだ。ここではタイムとともに「良い成績」を目指す。

  • Xperia A…55秒64/スコア1291
  • Xperia Z…1分1秒15/スコア1741

 ここではXperia Zの圧勝だ。操作をしてみると分かるが、5インチの画面のほうが操作しやすい。タッチの反応自体は両機種問題ないのだが、竜騎士を左右に動かすとき、Xperia Aの小さい画面ではキャラクターが小さく表示され、指に隠れてしまう。モンスターを避けながらゲームを進めるため、モンスターとモンスターの間の隙間も小さく感じられ、Xperia Aでは操作全体が窮屈になる。

 4.6インチと5インチは些細な差だと思っていたが、ゲームによってはディスプレイが大きい方が有利のようだ。

 一方で人気の「パズル&ドラゴンズ」も遊んでみたが、これは両機種で特に差を感じなかった。常に大量コンボを目指したり、左端のドロップだけを操作したりと、あえて操作に影響しそうな遊び方をしたのだが、気になるほどの違いはなかった。

 今回のチェックでは文字入力とスクロールでXperia Aの良さを実感できる結果となった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  9. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年