第2回 小型軽量ノート6台の携帯性を比較するモバイルノート08年春モデル徹底検証(3/3 ページ)

» 2008年02月25日 16時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

6モデルのバッテリーを比較する

 本体の大きさと重さに直結する重要なパーツの1つがバッテリーだ。バッテリー駆動時間は基本的にバッテリーの容量に比例するので、いかにしてPC本体を小型軽量にまとめつつ、大容量のバッテリーを搭載できるかが、各社の腕の見せどころになる。

 下表は各モデルに標準で付属するリチウムイオンバッテリーの容量と駆動時間をまとめたものだ。参考までに本体の重量も併記している。

各モデルに付属するリチウムイオンバッテリー
製品名 メーカー 電圧(ボルト) 容量(mAh) 容量(Wh) 駆動時間 装着時の本体重量
LaVie J LJ750/LH NEC 7.2ボルト 7800mAh 56.16Wh 約6.5時間 約1.279キロ
VAIO type G VGN-G2KAN ソニー 10.8ボルト 5800mAh 62.64Wh 約11.5時間 約1.143キロ
VAIO type T VGN-TZ72B ソニー 10.8ボルト 5800mAh 62.64Wh 約11時間 約1.22キロ
dynabook SS RX1/T7E 東芝 10.8ボルト 5800mAh 62.64Wh 約11時間 約1.059キロ
Let'snote LIGHT CF-W7 パナソニック 10.8ボルト 5800mAh 62.64Wh 約10時間 約1.249キロ
FMV-BIBLO LOOX R70Y 富士通 7.2ボルト 8700mAh 62.64Wh 約11.7時間 約1.27キロ

 今回集めた6モデルでは、容量10.8ボルト 5800mAh(62.64Wh)のリチウムイオンバッテリーを搭載し、約10〜11.5時間の駆動時間を確保する製品が標準的だ。これには、VAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72B、dynabook SS RX1/T7E、Let'snote LIGHT CF-W7の4製品が当てはまる。いずれも本体サイズと駆動時間のバランスを考慮した結果、このバッテリーサイズに落ち着いたのだろう。

 FMV-BIBLO LOOX R70Yは、容量7.2ボルト 8700mAh(62.64Wh)のリチウムイオンバッテリーを採用しており、約11.7時間の長時間駆動をうたう。6モデルの中で唯一、超低電圧版ではなく低電圧版のCore 2 Duoを使っていながら、最長のバッテリー駆動時間をうたっているのがポイントだ。

 LaVie J LJ750/LHに付属するリチウムイオンバッテリーは容量が7.2ボルト 7800mAh(56.16Wh)となっており、ほかのモデルよりバッテリー容量が少なく、駆動時間も約6.5時間と控えめだ。

 もっともメーカー公称値のバッテリー駆動時間がそのまま実際の運用可能時間になるわけではない。条件をそろえたバッテリー駆動時間のテスト結果は、次回以降でお届けする。

 なお、dynabook SS RX1/T7Eを除く5モデルは、駆動時間の短縮と引き替えに本体を軽量化できる軽量バッテリーのオプションも用意している。dynabook SS RX1はSSD搭載の上位モデルで軽量バッテリー(2900mAh)を標準添付しているが、オプションで軽量バッテリーは提供されていないようだ。さらに、VAIO type T VGN-TZ72Bは軽量バッテリーに加えて、最大で約16.5時間の駆動が可能な大容量バッテリーも販売中で、用途に応じて柔軟なバッテリー運用が行える。各モデルのバッテリーオプションは下表を参照してほしい。

各モデルのバッテリーオプション
製品名 メーカー タイプ 電圧(ボルト) 容量(mAh) 容量(Wh) 駆動時間 装着時の本体重量
LaVie J LJ750/LH NEC 軽量 7.2ボルト 5200mAh 37.44Wh 約4.3時間 約1.189キロ
VAIO type G VGN-G2KAN ソニー 軽量 10.8ボルト 2900mAh 31.32Wh 約5.5時間 約1.011キロ
VAIO type T VGN-TZ72B ソニー 軽量 10.8ボルト 2900mAh 31.32Wh 約5.5時間 約1.085キロ
大容量 10.8ボルト 8700mAh 93.96Wh 約16.5時間 約1.375キロ
Let'snote LIGHT CF-W7 パナソニック 軽量 10.8ボルト 2900mAh 31.32Wh 約5時間 約1.13キロ
FMV-BIBLO LOOX R70Y 富士通 軽量 7.2ボルト 5800mAh 41.76Wh 約7.5時間 約1.18キロ

付属のACアダプタが小さいのは?

 もう1つ忘れてはならないのがACアダプタだ。いくら長時間のバッテリー駆動が可能であっても、保険のためにACアダプタは常に持ち歩いているというユーザーは少なくないだろう。下表は、各製品に付属するACアダプタのサイズと重量を比較したものだ。重量は電源ケーブルやケーブルをまとめるベルクロも含めた総重量となっている。

各モデルに付属するACアダプタ
製品名 メーカー サイズ(幅×奥行き×高さ、突起部除く) 重量(実測)
LaVie J LJ750/LH NEC 47×108×30ミリ 約356グラム
VAIO type G VGN-G2KAN ソニー 36×83.2×25.5ミリ 約210グラム
VAIO type T VGN-TZ72B ソニー 36×83.2×25.5ミリ 約210グラム
dynabook SS RX1/T7E 東芝 41×98×28ミリ 約289グラム
Let'snote LIGHT CF-W7 パナソニック 39.5×88.5×27.2ミリ 約227グラム
FMV-BIBLO LOOX R70Y 富士通 30×132×29ミリ 約248グラム

 表ではサイズのイメージがつかみにくいと思うので、以下に各製品のACアダプタを並べた写真を掲載した。VAIO type G VGN-G2KANとVAIO type T VGN-TZ72BのACアダプタは共通なので、全部で5種類だ。

各モデルに付属するACアダプタ

 ACアダプタのサイズは、VAIO type G VGN-G2KANとVAIO type T VGN-TZ72Bが最も小型軽量で、その後にLet'snote LIGHT CF-W7、dynabook SS RX1/T7E、FMV-BIBLO LOOX R70Y、LaVie J LJ750/LHと続く。上位3製品のACアダプタは、見た目にもかなり小さく、常時携帯しても苦にならないだろう。

VAIOオプションのスティック型ACアダプタ

 この中でユニークなのがFMV-BIBLO LOOX R70Yで、スティック型のACアダプタを採用している。奥行きは132ミリとかなり長いが、バッグのすき間などに差し込むように収納すれば、持ち運びに便利だ。

 ちなみに、VAIOにも同様のスティック型ACアダプタがオプションとして用意されている。こちらはPC側につなぐケーブルを本体に収納できるほか、専用のキャリングケースまで付属する凝った作りだ。

 各モデルのACアダプタと本体幅との比較は、下記の写真を参照してほしい。

各モデルのバッテリーとACアダプタ。左から、LaVie J LJ750/LH、VAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72B

各モデルのバッテリーとACアダプタ。左から、dynabook SS RX1/T7E、Let'snote LIGHT CF-W7、FMV-BIBLO LOOX R70Y


 次回は、各モデルの光学ドライブやインタフェース構成、通信機能をじっくりと比較していく。第3回はこちら

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年