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» 2011年11月09日 21時11分 UPDATE

「GALAXY S II LTE SC-03D」の“ここ”が知りたい:第1回 GALAXY S IIとの違いは、Xiの実効速度は?――「GALAXY S II LTE SC-03D」

11月24日に発売予定のドコモNEXTシリーズの「GALAXY S II LTE SC-03D」は、1.5GHzデュアルコアCPUと4.5インチのSUPER AMOLED Plusを搭載したXi(クロッシィ)対応モデルだ。今回は「GALAXY S II SC-02C」との違いをチェックした。

[mi2_303,ITmedia]
※GALAXY S II LTE SC-03Dは試作機を使用しているため、製品版とは仕様や性能が異なる場合があります。

質問:サイズの違いは?

 「GALAXY S II LTE SC-03D」は4.5インチSUPER AMOLED Plusディスプレイを搭載していることもあり、ボディはやや大柄だ。サイズは約69(幅)×130(高さ)×9.5(厚さ)ミリ、重さは約130グラム。SC-02Cよりも高さ約4ミリ、幅約3ミリ、厚さ約0.6ミリ、重さは約10グラム大きくなった。大型化しながら解像度はワイドVGA(480×800ピクセル)のままなので、単純に文字が大きくなっただけという印象だが、アイコンやQWERTYキーボードが押しやすくなった。

 手にした感触は、裏面が丸みを帯びているので厚さを感じず、握りにくくはない。ただし、幅がSC-02Cよりも広くなっているので手に余る印象を受けた。デザインは、ホームキーが横長になり、本体下部が緩やかな曲線を描くような形状となった。

photophoto 左がSC-03D、右がSC-02D。SC-03Dは4.5インチとなり一回り大きくなった。本体下部に緩やかな曲線を描いている(写真=左)。裏面は、カメラとLEDフラッシュのレイアウトが変更になっている。リアカバーはSC-02Cがカーボン調だが、SC-03Dは細かい縦線の入ったマットな質感になっている(写真=右)
photo SC-03D(左)やや厚くなったが、角がより柔らかな曲面となり握りやすい。
photophoto SC-02Cとサイズを比較。SC-03Dの方が全体的に約3ミリ以上大きくなった(写真=左)。SC-03Dのバッテリーパック(左)は1850mAhの大容量タイプ。SC-02Cのバッテリーパック(右)よりやや厚い(写真=右)

質問:処理速度はどれだけ違う?

 全体的な操作感は、SC-02Dから極端に良くなった/悪くなったという印象はない。SC-02Cの処理も速いので、それほど違いを感じたことはないが、第1世代のSnapdragonやシングルコアCPUを搭載したモデルから機種変更をした場合は、速度差を体感できるのではないだろうか。

 SC-02Cは1.2GHz(デュアルコア)だが、SC-03Dは1.5GHz(デュアルコアCPU)にクロック数が上がっているので、処理速度がどれだけ向上したのかが気になる。そこで「Quadrant Standard」アプリでベンチマークを実施した。ベンチマークを5回行った結果、両機種とも下のスコア約3300で上のスコアは約3900となった。スコアで見ればほぼ互角だが、ベンチマークの終了時間はSC-03Dが約37秒程度で終わったのに対し、SC-02Cは約52秒も要した。この違いは、SC-03Dの方がグラフィックテストに入る前のCPU、Memory、I/Oのテストが速く、ここで一気に差をつけている。その後の2D、3Dのテストでフレームレートがやや劣るためトータルでイーブンとなったようだ。

 とはいえ、グラフィック性能が著しく悪いというわけではなく、パフォーマンス的には申し分ない。SC-02Cのグラフィックパフォーマンスが良すぎるのかもしれない。

photophoto SC-03Dのベンチマーク結果。スコアは3913(写真=左)。SC-02Cのベンチマーク結果。スコアは3950(写真=右)

質問:Xiの実効速度は?

 これまで、Xi対応製品はUSBタイプやWi-Fiルーターしかなかったが、発売中のタブレット「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」や「ARROWS Tab LTE F-01D」に続き、冬モデルではSC-03Dを含む、Xi対応スマートフォンも登場する。下り最大37.5Mbps(一部屋内では最大75Mbps)をうたうXiの実効速度はどれほどなのだろうか。

 東京都内、郊外で速度測定アプリ「Speed Test」アプリを使ってテストしてみたところ、電車で移動しているだけで通知領域のアイコンが「LTE(Xi)」「H(HSDPA)」「3G」と頻繁に変わった。Xiのエリア内であっても、必ずしも全域でXi通信ができるとは限らないようだ。例えば新宿駅の山手線ホームでも代々木寄りではXi接続はできないが、中央付近から新大久保方面へ移動するとXi接続となった。郊外でも同じく、駅前でもXi接続できる場所とできない場所があった。このあたりは今後のエリア拡充に期待したい。

 Xi接続では下り2〜9Mbpsの速度が出た。一方、駅やその付近など混雑した場所で計測したためか、SC-02Cの通信速度は0.2〜0.8Mbps程度しか出ないことが多く、Webサイトへのアクセス時に速度差を体感した。電波やSpeed Testアプリのサーバの状況で測定結果が変わることがあるので、今回の数値は目安の1つとしてほしい。

photophoto 千葉県市川市で10月26日20時ごろに計測した結果。左がSC-03D、右がSC-02C。SC-03DはPING値が70と低く、下りが9Mbpsほど出たが、SC-02Cは1Mbpsも出ないこともあった
photophotophoto こちらは新宿駅(写真=左、中)で10月27日17時ごろ、水道橋駅(写真=右)で同日15時50分ごろに計測したSC-03Dの速度。混雑した場所ながら、安定した速度を出している
photophotophotophoto こちらは新宿駅(写真=左端、左中、右中)で10月27日17時ごろ、水道橋駅(写真=右端)で同日15時50分ごろに計測したSC-02Cの速度。いずれも下り1Mbps未満だった

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