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» 2012年02月10日 16時12分 UPDATE

写真と動画で解説する「AQUOS PHONE 104SH」 (1/2)

Android 4.0をベースにシャープ独自の工夫を施した「AQUOS PHONE 104SH」。これまでのモデルから何が変わったのか。操作感はどうか。2月9日の説明会で確認した内容を実機で紹介しよう。

[田中聡,ITmedia]

 日本ではNTTドコモの「GALAXY NEXUS SC-04D」(Samsung電子製)に次ぐ2台目のAndroid 4.0対応機として、ソフトバンクモバイルから発売予定の「AQUOS PHONE 104SH」(シャープ製)。発売日は「2月下旬以降」とされており正式な日程は案内されていないが、2月10日から予約を開始するほか、一部大手量販店では実機を展示するなど、ソフトバンクのAndroidスマートフォンではこれまでにないほど販促にも力を入れている。

 104SHはおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信といった日本向けのサービスに対応していないが、防水、エコ技、独自UI、スマートファミリンクなどシャープならではのカスタマイズが施されている。4.5インチHD液晶、1.5GHzのデュアルコアCPU、1210万画素カメラを備えるほか、下り最大21MbpsのULTRA SPEEDにも対応するなどハードウェア性能も高い。こうしたスペックのみならず、タッチパネルの快適な操作感を実現する「ダイレクトトラッキング技術」も盛り込んだ。Android 4.0になって何が変わったのか。動作は本当にサクサクなのか。2月9日の説明会で実機に触れる機会を得たので、主な見どころをリポートしよう。

photophoto 「AQUOS PHONE 104SH」。ボディカラーはRISING SUNとDEEP OCEANの2色

 4.5インチHD液晶を搭載するだけあり、表面の画面占有率は約70%にも及ぶiPhone 4Sと比べると一回り大きく、ボディはやや大柄だ。ディスプレイ下にはセンサーキーを搭載し、表面はほぼフラットな形状となっている。ボディカラーのRISING SUNはネイビー色をベースにオレンジ色を両側面に配しており、デザインのアクセントになっている。表面はスクエアな形状だが裏側は丸みを帯びており、手にしっかりとフィットする。厚さ約9ミリ(最薄部約8.9ミリ)という薄型ボディも目を引く。

photophoto 上端部にはイヤフォンジャック(写真=左)、下端部にはカバー付きのMicro USB端子がある(写真=右)
photophoto 左側面には電源キーと音量調節/マナーモードキーを装備(写真=左)。右側面には特にキー類はない(写真=右)
photophoto オレンジとネイビーのツートンカラーが印象的なRISING SUN(写真=左)。iPhone 4Sと比較。4.5インチの大型液晶を搭載するだけあって、104SHの方が大きい(写真=右)
photophoto バッテリーとカバーを取り外したところ(写真=左)。SIMはmicroSIMが採用されている(写真=右)

 UI(ユーザーインタフェース)はAndroid 4.0をベースにシャープ独自のカスタマイズを施している。まずロック解除画面では、丸型のアイコンをタップすると上にカメラ、電話、メールのアイコンが現れ、フリックすることでロック解除と同時に各アプリが起動する。ホーム画面を経由せずにカメラやメールを利用できるのは便利だが、ここのショートカットを任意のアプリに変更できないのは少々残念だ。


 丸型のアイコンを下にフリックするとホーム画面が現れる。ホーム画面はこれまでと同様、左右にフリックしてページを切り替える。初期状態では5ページが設定されているが、MENU→「ホーム設定」→「シート編集」のサブメニューからシートを追加できる。シート編集を選ぶとシートがサムネイル表示されるが、従来機のように、ホーム画面上をピンチインしてのサムネイル表示はできなくなっている。

 アプリ一覧はメール・電話、カメラ、インターネット、ツールなどのカテゴリーが1画面に12個(3×4)表示され、従来のケータイのメニュー画面のように利用できる。最初のアプリトップメニューをフリックすると、各カテゴリーがタブ区切りで表示され、フリックを続けるかタブを選択するかでカテゴリーを切り替えられる。もちろん、アプリトップメニューから任意のカテゴリーを選択してアクセスしてもよい。カテゴリーアイコンはプリセットされている別の画像や、撮影した写真などに変更できる(アプリのアイコンは変更できない)。画面上部から下にフリックして呼び出せる通知画面は、従来モデルでは上下にWi-Fiやマナーモードなどの設定パネルが表示されており、便利な反面やや煩雑な印象だったが、104SHでは上に8つのパネルが表示され、すっきりした。

 アプリアイコンを長押しすると移動(並び替え)、ホームへ貼り付け、他グループへ移動、アンインストールのショートカット「クイックアクションメニュー」が現れる。従来モデルのように、アイコンを長押しした直後にホーム画面へ配置できる仕様ではなくなった。なお、このホームUIは「AQUOS PHONE 103SH」でも採用されているが、時計ウィジェットや一部アプリのグラフィックなど、104SH向けに作り込んだ部分もある。

 Android 4.0搭載のリードデバイスであるGALAXY NEXUSは、ディスプレイ下部にキーを配置しておらず、画面下部に戻る/ホーム/マルチタスク用のアイコンが配置されているが、104SHでは従来のAndroidスマートフォンと同様にキーを使える。GALAXY NEXUSにはサブメニューを呼び出すMENUキーもないが、104SHにはMENUキーがあり、従来どおりホーム画面やアプリなどのサブメニューを呼び出せる。また、ホームキーを長押しするか、ホーム画面上で右下のアイコンをタップすると、最近使ったアプリを呼び出せる。この一覧表示はGALAXY NEXUSと同様だが、104SHではここから起動中のアプリを一括終了できる。

photophotophotophoto ロック解除画面にはマナーモードの設定状況とバッテリー残量が表示される(写真=左端)。上方向にフリックすると、カメラ、電話、メールにアクセスできるショートカットアイコンが現れる(写真=左中)。ホーム画面。下部には4つの固定アイコンと、アプリの履歴を呼び出せるボタンが用意されている(写真=右中)。ステータス画面からWi-FiやGPSなどの設定ができる。4×2行の表示で見やすくなった(写真=右端)
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photophotophotophoto アプリ一覧にアクセスすると、まずカテゴリー一覧が表示され、各カテゴリーは左右にフリックすることで切り替えられる
photophotophotophoto アプリアイコンを長押しすると、アプリトレイ内で移動、ホーム画面に貼り付け、他グループに移動、アンインストールをするか選べる(写真=左端)。ホーム画面にアイコンを置ける場所がマス目で表示されて見やすい(写真=左中)。アプリトレイのカテゴリーアイコンを変更できる(写真=右中、右端)
photophoto 画面下の固定アイコンも変更可能(写真=左)。テーマ(カラー)も変えられる(写真=右)
photophotophotophoto ホーム画面を長押しして表示されるメニュー(写真=左端)。MENUキーからシートの編集やホーム切替などができる(写真=左中)。「シート編集」を選ぶとサムネイル表示され、シートの追加や並び替えなどができる(写真=右中)。ホームキーを長押しするか、ホーム画面右下のアイコンをタップすると、最近使ったアプリ一覧が表示される。ここで「すべて消去」を選ぶと全アプリが終了する(写真=右端)

 タッチパネル操作のフレームレートが向上したことで、試作機ながら、従来のシャープ製スマートフォンよりも滑らかに動作すると感じた。


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