レビュー
» 2012年05月18日 17時17分 UPDATE

写真で解説する「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」

「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」は、ドコモのLTEサービス「Xi」に対応し、省電力に優れた新開発の「Super CG Silicon液晶」を採用した防水・防塵モデル。モバキャスを除くすべての機能やサービスに対応したといっても過言ではない多機能モデルだ。

[房野麻子,ITmedia]

 「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」は、シャープ製スマートフォンとしては初めてドコモのXiに対応し、省電力に優れた新開発の「Super CG Silicon液晶」を採用した防水・防塵モデル。「ZETA」とはギリシャ語で「最終の」「究極の」といった意味を持ち、シャープのフラッグシップ機であることを表現している。発売は6〜7月の予定。

 「スリムフレーム設計」により、幅67ミリ内に4.7インチのHD(720×1280ピクセル)液晶を搭載。物理キーを廃したことで画面占有率が70%以上になり、動画などを全画面で表示すると、より迫力を感じられる。また、背面の両サイドが緩やかにカーブした流線形状により、大画面を搭載していながら手になじみ持ちやすい。本体正面下部に2つのLEDを搭載しており、電話の着信時にはアーチ状のイルミネーションが光る。カラーはWhiteの1色のみ。「おくだけ充電」にも対応し、充電台が同梱される。

photophoto 4.7インチの大画面を搭載し、映像を全画面表示にすると迫力を感じる(写真=左)。背面パネルの塗装は細かいパールが入っていて上品に輝く。おくだけ充電にも対応(写真=右)
photophoto 左側面に電源ボタン、音量調節キー、ストラップホールがある(写真=左)。右側面はボタン類がなくスッキリしている(写真=右)
photophoto 本体上部に3.5ミリのイヤフォンジャック(写真=左)、下部に外部接続端子がある(写真=右)

 バッテリー容量は1900mAhで、今回の夏モデルでは2100mAhの「GALAXY S III SC-06D」、2000mAhの「Optimus Vu L-06D」「L-06D JOJO」に次いで大きい。microSIMタイプのドコモminiUIMカードを採用し、外部メモリーは最大32GバイトのmicroSDHC、最大64GバイトのmicroSDXCに対応している。どちらもバッテリーを外して着脱する。

photophoto 大容量のバッテリーを装備している(写真=左)。本体下部にはLEDが2つ搭載されており、電話やメールの着信時に光って知らせる(写真=右)
photophotophoto 文字入力は手書き入力にも対応(写真=左)。通知パネル。Wi-FiやGPS、Bluetoothのオン/オフボタンのほか、「設定」や「FMトランスミッター」ボタンも用意。表示を横にスクロールして動かす(写真=中、右)
photo メインカメラは有効1210万画素裏面照射型CMOSで、HDRや連撮モードに対応。インカメラは32万画素CMOS

省電力液晶を搭載し、エコ技も進化

 新開発のSuper CG Silicon液晶はバックライトの透過率が高く、他の液晶と比べてバックライトが暗くても同じように表示でき、使用電力を抑えられるのが特長だ。液晶にメモリを内蔵しており、システム制御でさらに消費電力を抑えているという。また「エコバックライトコントロール」を搭載し、消費電力を削減しながらきれいな表示を可能にする。AQUOSで培った技術を応用した高画質エンジン「SVエンジン3」も装備しており、写真や動画を自然な色合いで美しく表示する。

photophoto 画面の明るさ設定で「エコバックライトコントロール」も選べる(写真=左)。のぞき見を防ぐ「カラーベールビュー」にも対応(写真=右)

 OSはAndroid 4.0を採用。ホーム画面は「docomo Palette UI」と、シャープ独自の「Feel UX」による「3ラインホーム」を内蔵し、初期設定でどちらかを選べるほか、ホーム切り替えアプリや設定メニューから切り替えることができる。Webブラウザでは片手での操作に便利な「ブラウザツールボックス」を利用可能。タッチパネルはシャープ独自の「ダイレクトトラッキング技術」でチューニングされており、新製品発表会で展示されていた端末でも快適に操作できた。チップセットはクアルコムのMSM8960で、1.5GHzのデュアルコア。ROMが16Gバイト、RAMが1Gバイトとなっている。なお、メモリはデュアルチャンネルメモリになっており、アプリ起動や画面切り替えなども効率よく高速で処理できる。

 独自の省エネ技術「エコ技」も進化し、通信や動作頻度の高いアプリをランキング表示してくれる。また、従来のエコ技では、バックグラウンドで動作するアプリを制御することで「一部のアプリが正常に動作しなくなることがあった」(説明員)ので、新エコ技ではこの仕組みを変えている。プリインアプリは従来どおり制御されるが、ダウンロードしたアプリに関しては「制御するアプリをユーザーが選べるようになる」という。まだ開発中のため、発表会場で確認することはできなかった。

photophotophotophoto シャープ独自の「Feel UX」を採用した「3ラインホーム」。Android端末で一般的なホーム画面はなく、ロック画面を解除すると「アプリ」(写真=左端)画面が表示。他に「ウィジェット」(写真=左中)、「ショートカット」(写真=右中)の画面があり、これら3画面を左右フリックで切り替え、それぞれの画面では上下にスクロールして操作する。アプリのアイコンは長押しすると動かせるようになり、ピンチアウトで区切り線を引いて整理できる。ピンチインすると区切り線が消え、アイコンがまとまる。アプリ画面の先頭部で画面を上から下にフリックすると各種設定画面が引き出される(写真=右端)
photophoto docomo Palette UIと3ラインホームは初期設定(写真=左)やホーム切り替えアプリ、設定(写真=右)で切り替えられる
photophotophoto ブラウザアプリでは、サイト表示中に画面の両サイドから内側に向けてフリックすると「ブラウザツールボックス」が出現。どちらの手でも片手で操作しやすくなっている
photo バッテリー消費を自動で制御してくれる「エコ技」も進化。より細やかなコントロールが可能になる

 下り最大75Mbps、上り最大25MbpsのXiのほか、下り最大14Mbps、上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードにも対応。テザリングが可能で、最大5台までのWi-Fi機器を同時に接続できる。Bluetooth 3.0、FMトランスミッターを搭載し、ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイ、緊急速報「エリアメール」、あんしん遠隔サポートなど多彩な機能に対応するが、NOTTVには対応しない。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.