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» 2012年10月24日 19時40分 UPDATE

今すぐ使えるスマホレシピ:第8回 iOS 6の“マップ難民”にオススメの地図アプリ5本 (1/3)

スマホを使い始めたはいいが、もっと便利に使えることを知らないまま何となく使っている人は多い。そんなユーザーに向けて、使い方の基礎から一歩進んだ活用法を取り上げる本コーナー。第8回ではiOS 6ユーザーの最大の悩みともいえる「マップ」アプリの代わりに使える地図アプリを紹介する。

[今西絢美(ゴーズ),ITmedia]

日本だけでなく世界中で迷子が続出!?

 iOS 6になり、「マップが死んだ……」と思っているiPhoneユーザーは多いのではないだろうか。御多分にもれず、筆者自身もその中の1人だ。喜び勇んで「iPhone 5」を手にしたものの、標準搭載されている「マップ」アプリでは、どうにも不安が多い。経路検索にまで至らなくとも、地図を開いただけでそれはひと目で分かるのではないだろうか。

 iOS 6のマップはこれまでのGoogle マップベースの地図とは異なり、Appleが一からデザインした新しいアプリになった。ルート案内機能や建物を3D表示できる「Flaover」機能、リアルタイムの交通情報の表示など、確かに機能面では大きな進化を遂げた。しかし、あるはずの道がなかったり、駅の場所が違っていたりするなど、地図としての大きな欠陥をも兼ね備えてしまっている。AppleのCEOであるティム・クック氏がiOS 6のマップの不出来を謝罪し、他社製の地図アプリを勧めるという事態にも陥った。実際にApp Storeではトップページに「iPhone地図 App」というカテゴリーが用意されている。

photophoto 東急目黒線奥沢駅のある位置に「自由が丘」の表示が。ちなみに本来に自由が丘駅もこのマップ内にあるのだが、表示はない(写真=左)。現在のApp Storeのトップ画面。オススメの地図アプリが「おすすめ」コーナーにまとめられている(写真=右)

 そこで、今回はこのカテゴリーで紹介されているアプリを中心に、これまでのマップでできたことにどこまで対応しているのか、さらにはプラスアルファの機能があるのかを検証してみた。ちなみに、今回の検証は“徒歩+交通機関での移動”を想定して行っている。ドライバーの方々はさらに別のアプリのほうがいいかもしれないので、その点は留意いただきたい。

 まずは、今回紹介するアプリの特長を紹介していこう。

「NAVITIME for iPhone」は有料チケットの購入がオススメ

 ケータイユーザーの間でも評判の高かったNAVITIMEのiPhoneアプリ「NAVITIME for iPhone」。アプリ自体は無料で配信されているが、実際に使おうと思えば、有料登録せざるを得ない。無料で利用できるのは、路線図での検索や指定した電車の1本前後の検索ができる「乗換案内」と、コンビニやグルメ、無線LANスポットなどのジャンルから店舗や施設の検索ができる「スポット検索」のみ。

photophoto 商業施設などの場合は連絡先なども記載されている(写真=左)。地図の表示はすっきりしていて見やすい(写真=右)

 有料登録をすれば、電車、バス、徒歩、飛行機など複数の移動手段を組み合わせてのルート検索が可能な「トータルナビ」や、時刻表の検索、鉄道運行情報の通知、音声での徒歩ルート案内などの機能が使える。

photophoto 「トータルナビ」が使えるのは有料会員だけ。バスも含めた経路検索ができるのは強み(写真=左)。「音声ナビルート」を使えば音声案内が利用可能。検索結果には目的地周辺の天気も表示される(写真=右)

 有料登録するにはiTunesアカウントでのチケット購入が必要で、180日間1500円、365日間3000円となっている。また、クレジットカード決済、ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済を利用して月額315円でも利用できる。初回のみ、有料でしか使えない機能を7日間無料で利用できる。

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オフライン時の利用が可能な「MapFan for iPhone」

 全国の地図データを収録した地図アプリ「MapFan for iPhone」は、電波の届かない場所でも地図を利用できるのが最大の特長。常時通信をしないので、地図のスクロールや現在地の表示を素早くできるのも人気の理由だ。

photophoto 地図上にコンビニのアイコンが表示されるなど情報量が多い(写真=左)。電話番号での検索もできるのは珍しい。また、連絡先に登録している住所からも検索できる(写真=右)

 ただし、ナビゲーションに対応する移動方法は車と歩行者/自転車のみ。電車やバスを利用した移動時のナビゲーションには非対応なのが少し残念だ。また、アプリの価格が2300円と高額なことと、アプリの容量が1.5Gバイトであることもネックだろう。しかし、音声案内や「立寄地」を設定できるなど独自機能は充実している。また、テレビで紹介されたスポットを調べられる機能は、休日の外出先を決めるのに役立つはずだ。

photophoto 出発地、目的地だけでなく「立寄地」を設定できるのは個性的。車移動を想定したアプリゆえの機能といえる(写真=左)。「おすすめTVスポット」ではテレビの放映回数ランキングで話題のスポットをチェックできる(写真=右)

 具体的な利用シーンとしては、車で移動する際や最寄り駅から目的地までの経路を検索するのに適しているだろう。

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