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» 2010年08月26日 16時16分 UPDATE

ちょっと気になる入力デバイス:エレコムの折りたたみ式Bluetoothキーボード「TK-FBP017BK」をガシガシたたいた (1/2)

HIDだけでなくSPPもサポートした小型キーボード「TK-FBP017BK」。実際の使い勝手はどうなのか、Androidをはじめとしてさまざまなデバイスで試してみた。

[王深紅(撮影:矢野渉),ITmedia]

スマートフォン用のスタンドやキャリングケースが付属

ht_1008ek01.jpg エレコムの「TK-FBP017BK」。キャリングケースが付属する

 古くから、折りたたみ式Bluetoothキーボードの注目度は高い。小型かつ軽量で持ち運びやすく、携帯デバイスが搭載する窮屈なキーボードやソフトウェアキーボードとは一線を画した使いやすさが特徴だ。ここ最近ではリュウドのアールボード for Keitaiシリーズである「RBK-2100BTJ」や「RBK-2000BTII」などがヒットを飛ばし、エレコムからはBluetoothのHID(Human Interface Device)だけでなくSPP(Serial Port Profile)にも対応した折りたたみ式キーボード「TK-FBP017BK」が発売されるなど、盛り上がりを見せている。

 今回取り上げるエレコムのTK-FBP017BKは、正式対応する端末やOSの豊富さが特徴だ。詳細は同社のホームページに譲るが、「HTC Desire X06HT」「Xperia」などSPPに対応したAndroid 2.1/1.6搭載スマートフォンをはじめ、Bluetooth HIDプロファイルに対応するiPhone 4、iPad、ケータイ、Windows PCなどが挙げられている。対応OSはAndroid 2.1/1.6、Windows Mobile 6.5/6.1、iOS 4.0、iPhone OS 3.2、Windows 7/Vista(SP2)/XP(SP3)、プレイステーション 3(システムソフトウェア・バージョン3.30)だ。

 本体サイズは、折りたたみ時が146.2(幅)×99.3(奥行き)×21.9(高さ)ミリ、使用時が285.6(幅)×99.3(奥行き)×14.1(高さ)ミリで、重量は実測で約206グラム(乾電池2本を含む)あった。使用可能な電池は、単四形アルカリ乾電池、単四形マンガン乾電池、単四形ニッケル水素充電池のいずれか2本で、動作確認用のアルカリ乾電池2本とスエード調のキャリングケースが付属する。キャリングケースのサイズは実測で160(幅)×105(奥行き)×30(高さ)ミリ、重量は約32グラム、キーボード込みの重量は約238グラムだ。ケースのラッチはマグネットタイプで、持ち運び中に誤ってキーボードが飛び出してしまう心配も少ない。

ht_1008ek02.jpg 65キーのJIS配列で、主要キーのキーピッチは約18ミリを確保する。キーストロークは約2.3ミリだ
ht_1008ek03.jpg 広げた状態の背面。エレコムのロゴが見える。製品版は中央部分にモデル名やシリアルナンバーなどを記したシールが張られる
ht_1008ek04.jpg 使用時の側面。最も厚い部分でも約15ミリとスリムだ。折りたたむとロックがかかり、側面のボタンを押すと開く仕組みだ

ht_1008ek05.jpght_1008ek06.jpg 本体右上部分に単四乾電池2本を内蔵する(写真=左)。その右横にある電源スイッチはHID/SPPのプロファイル切り替えも兼ねる。本体中央上部にキーボードの開閉ロックスイッチが用意される(写真=右)

 また、リュウドのアールボード for Keitaiシリーズと同様、キーボード内にスマートフォン用のスタンドを収納できるのもポイントだ。スタンドはキーボードから引き出すと、バネの力で自動的に背もたれが立ち上がる。背もたれの角度は125度/135度/145度の3段階に切り替えられ、スマートフォンの縦置き/横置きも問題なく行える。ただ、作り自体がややきゃしゃなのでスマートフォン程度の軽量デバイス以外は置かないほうが無難だ。

 なお、スタンドのサイズは96(幅)×88(奥行き)×46〜65(高さ)ミリで、重量は実測で約20グラムだった。

ht_1008ek07.jpg スマートフォン用のスタンドをキーボード左上部分に収納する
ht_1008ek08.jpg スタンドを引き出すと、バネの力で自然に写真のような状態になる。背もたれの高さは調整可能で、写真の状態が最も高くしたところ
ht_1008ek09.jpg スタンドの背面。角度は3段階に調整可能だが、バネの力が強いのでスマートフォンをスタンドに置きながら角度調整をする必要がある

さまざまなデバイスに接続

 キーボードはパンタグラフ式の65キーを採用し、キートップの刻印は英字(配列はJIS)のみとなっている。主要キーのキーピッチは約18ミリで、キーストロークは約2.3ミリを確保する。主要キーのサイズは約17(横)×約16.5(縦)ミリ、最上段と最下段のキーも約17(縦)×13.5(横)ミリあるので、携帯キーボードとしては十分だろう。スペースバーも約53ミリと長めで、カーソルキーはサイズこそバラバラだが右下に配置されているので扱いやすい。キーを強く押し込むと全体的にしなる傾向にあるが、この手のキーボードとしては思った以上に入力しやすく、タッチタイプも軽快に行えた。

 ちなみに、半角/全角、DeleteやInsert、Page Up/Down、Home/End、ファクションキーなどはFnボタンとの併用だ。Bluetooth class 2に準拠し、通信距離は最大10メートル(スチール机の上などは約3メートル)で、バッテリー接続時間の目安はHID使用時で約3カ月となっている。

ht_1008ek10.jpght_1008ek11.jpg iPhone 4とのサイズ比較(写真=左)。フルサイズに近いキーボードを手軽に持ち運べるメリットは想像以上に大きい。iPhone 4だけでなく、iPadのキーボードとしても利用可能だ(写真=右)

 それでは、さまざまな携帯デバイスで実際に利用してみよう。

 まず試したのはiPhone 4とiPadだ。どちらもHIDプロファイルモードで接続でき、キーボード左上にある「Bluetoothボタン」を押すことでペアリングもスムーズに行える(iPhone 3GSや第3世代iPod touch 64Gバイト/32Gバイトの場合はiOS 4.0 以上にソフトウェアアップデートが必須で、Bluetooth HIDプロファイルをサポートしないiPhone 3G、第1/2世代iPod touchは非対応)。「command」キーは「Windows」キー、「option」キーは「Alt」キーに割り当てられている。

 ただ、iPhone 4やiPadでは本製品が英字配列のキーボードと見なされるため、一部の記号キー(Shift+2キーが「"」ではなく、「@」となる)などがキートップの刻印と一致しない(詳細はこちらのPDFファイルを参照)。リュウドではiPhone用にキートップシールが付属しているが、本製品では現時点でそのような対応は見られない。また、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)で本機はペアリングできなかった。

 一方、日本語版Windows 7を搭載したノートPCでは、iOS搭載モデルのような刻印とのズレもなく、日本語入力はCaps LockキーかFn+ESCキーでオン/オフの設定ができた。

ht_1008ek12.jpg Windows 7搭載PCで本製品を追加したところ
ht_1008ek13.jpg ペアリング用コードを入力すれば登録は完了する
ht_1008ek14.jpg デバイスとプリンタ画面。本製品が登録されているのが分かる

ht_1008ek15.jpght_1008ek16.jpg iPhone 4に接続したところ(写真=左)。日本語入力はWindows(command)+スペースキーで切り替える(写真=右)

ht_1008ek17.jpght_1008ek18.jpg iPadに接続したところ(写真=左)。Windows(command)+スペースキーを押すと表示される画面(写真=右)。iPhone 4とは若干異なる

 次のページでは、Android搭載機での使い勝手を見ていこう。

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