Ericssonは3月31日、東北地方にヘリコプター(Bell 205)をチャーターし、同社が日本の通信事業者へ提供しているネットワークの復旧作業を開始したことを発表した。同社は今回の震災で輸送と通信インフラが被害を受けたことで、移動手段が空路のみとなった地域があるためとしている。
Ericssonは被災地での活動経験があるスタッフを現地へ派遣し、ネットワークの点検と修復、修理作業の支援にあたるとともに、修理用機器を輸送する。ネットワークの復旧作業として、故障した無線基地局と関連機器、電源の復旧と、損傷した鉄塔の修復とコンクリート基礎の交換などを行う。ヘリコプターに集荷してから機内にスペースができた場合、被災地で活動する民間公益団体(NGO)に食料、水、衣類なども贈る。
また、Ericssonがインフラを提供しているソフトバンクモバイルには、150台の衛星電話を提供する。3月25日に100台の衛星電話をスウェーデンから被災地へ発送し、追加の50台は3月29日に発送した。
あわせて、衛星電話を活用をサポートするために、Ericsson ResponseがEricssonの社員2人をボランティアとして被災地へ派遣する。社員は4月4日まで滞在する予定。Ericsson Responseのボランティアは、必要に応じて国連の活動を支援するために常時待機している。
Samsungグループが支援活動――タブレットPCや携帯用バッテリーなどを提供
ドコモ、被災地域への支援措置を拡大――端末修理の割引や支払期限の延長など
ドコモ、被災地に支援措置 移動基地局や電源車を配備
KDDI、auケータイや固定通信サービスの料金などで支援措置
ソフトバンクモバイルが地震の被災者に支援措置
ソフトバンクモバイル、端末の交換・修理や貸し出しの追加支援を発表
ソフトバンクBB、ケータイ用充電器やケーブル、乾電池などの支援物資を被災地へ
イー・モバイルが地震被災地域へ支援措置
通話料とSMS送信料を2000円減額:イー・モバイルが被災地へ追加支援
ウィルコム、利用料金の支払い延長や義援金寄付などの支援措置
料金支払期限や「Try WiMAX」の返却期限を延長――UQが被災地に支援措置
UQ、「WiMAX被災地支援プログラム」を開始――ノートPCやWiMAX端末を無償提供Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.