何だかんだで身につけている人が増えつつあるウェアラブルデバイス。筆者は、ソニーモバイルコミュニケーションズのAndroid Wear「SmartWatch 3」をフライングゲットして発売時から愛用しています。OSのバージョンアップと共に機能の追加・改善が随時行われていることもあり、Android WearとしてのSmartWatch 3は発売時よりも使いやすくなりました。
しかし、ハードウェアとしてのSmartWatch 3には不満な点があります。それは、シリコン製のリストバンドです。冬でもふとしたきっかけで腕に汗をかいてしまう自分にとっては、汗がたまってしまい困りものだったのです……。TPO(時・場所・状況)を考えるとこのバンドが「似つかわしくない」場面もあります。
もうちょっと、汗っかきにも優しくてTPOに対応しやすいリストバンドはできないものか――と思っていたところ、11月18日に「SmartWatch 3 SWR510C コアホルダー」(以下、コアホルダー)という新たなオプション品が登場しました。これは、好きな時計用ベルト(推奨幅は24ミリ)を取り付けられるというもので、価格は1980円(税別)程度です。コアホルダーの他に、ベルトをコアホルダーに固定するためのバネ棒が2本付いてきます。
これさえ手に入れれば、汗やTPOの問題を解決できると考えた筆者は、さっそくコアホルダーを2つ購入してきました。
しかし、時計ベルトがなければコアホルダーの意味がありません。そこで、バリスティックナイロン製スポーツベルト(引き通しタイプ、黒色)とワニ柄の牛革ベルト(茶色)を購入しました。前者は汗対策、後者はTPO対策のためです。
ベルトを購入した店では、購入者を対象にベルトの無料取り付けサービスを実施していたのですが、「自分でできますからっ」と、ドヤ顔でそのまま持ち帰りました。それが、後で苦労を招くとは知らずに……。
仕事が一段落ついたところでコアホルダーを開封し、ベルトの取り付け作業を行いました。牛革ベルトの方は、あらかじめベルトにバネ棒を通してから、バネ棒を縮めてコアホルダーに押し込む……のですが、生来の不器用さが仇(あだ)となり、押し込む作業に一苦労。両方のベルトを取り付けるのに15分ほどかかってしまいました。
後でコアホルダーの箱を見直すと、「ベルトをホルダーに取り付ける際は、お近くの時計店などにご相談ください」と書いてありました。メーカーからして、職人さんに取り付けてもらうことを推奨していたとは……。注意書きを読まなかった自分が悪いんです、自分が。
スポーツベルトは、ベルトをコアホルダーに押しつけて、その上からバネ棒を通して装着します。牛革ベルトで苦労したこともあってか、こちらのバネ棒通しはすんなり行き、3分ほどでおわりました。
これで「オリジナル」のリストバンドが完成しました。汗をいくらかいても快適で、TPOに合わせやすくなります!
ということでさっそく装着してみます。今までのSmartWatch 3のリストバンドとは違う付け心地で、スマートウォッチそのものを買い換えたような感覚を味わえます。
SmartWatch 3は、コアホルダーの登場でますます楽しみが広がりました。SmartWatch 3をお持ちの皆さんも、これから購入する(あるいは購入を検討する皆さん)も、ぜひコアホルダーを試してみてくださいね。
コアホルダーと同時に、「SmartWatch 3 Wrist Strap SWR510」のブラック(シリコン製)とメタル(金属製)の単品販売が始まりました。前者は既存のシリコン製ストラップと同価格帯の3630円(税別)程度、後者は1万3880円(税別)程度で販売されます。特に、ブラックのリストストラップは、標準添付品を破壊してしまった発売初期から使っていて、少し使用感が出て困っている人にとっては待望だったと思います。この機会にぜひ手に入れてください!
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