インタビュー
» 2017年06月29日 21時28分 公開

MVNOに聞く:目指すのは「家の中でも外でも、全部UQ」 好調「UQ mobile」の向かう先 (4/4)

[石野純也,ITmedia]
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UQ mobileの速度が混雑時も速いのは?

―― UQ mobileは、混雑時の速度も速いと評判です。これについては、何か秘訣(ひけつ)があるのでしょうか。

野坂氏 秘訣のようなものはなく、方針として(帯域増強を)やっています。通信とはそういうもので、これは信念です。もちろん、一時は昼が遅いと言われたこともあり、どこまでやれるかは程度問題ですが。

―― 逆に、速すぎるというMVNOからの声も聞こえてきます。

野坂氏 auより速くなることはないですから(笑)。遅くなったと(ユーザーに)文句を言われるのもいやなので、頑張ります。UQ mobileはユーザー数が伸びていますが、みなさんが推測されている数字だとしたら、そこまで驚くような数でもありません。これが100万、200万にいくと(帯域増強も)結構なことになりますが、そんな事実もあります。

―― MVNO側からのサブブランド批判は、どうお考えですか。

野坂氏 そういう声も強いので、余計なことは言いません(笑)。総務省からも、不当に安くしていることがあった場合は業務改善命令が出ます。今の(電気通信市場検証会議での)文章を見る限り、そんなに変なことにはなっていません。総務省がルールメイキングされたことは、守らないといけないですからね。

―― 最後に、今後、UQコミュニケーションズとして、サービスにどのような特色を出していきたいのかを教えてください。

野坂氏 発表会でも、最初に「UQとはユニバーサルクオリティー」というところから入り、最後は「みんなのモノにする」というところで落としています。皆さんは「ふーん」と聞いていたかもしれませんが、(目指すのは)まさにこれ1点です。その出来上がりがこれで、「みんなのモノ」にめがけて広げていきたいと考えています。もちろん、タッチポイントには限界もあるので、ファンを増やして家族が家族を連れてくるようなこともやっていきます。

 総務省のタスクフォースから始まり、SIMロックの解除があり、日本全体がこの方向になれば、安倍首相が目指していたこと(携帯電話料金の値下げ)も実現するのではないでしょうか。その間でいろいろな行司の仕方はあると思いますが、大きな方向としては、そちらに向かっていければと考えています。

取材を終えて:UQならではの施策にも期待

 春商戦で勢いを加速させたUQ mobileだが、野坂氏の言葉を借りれれば、まだ「前頭1枚目か2枚目」。Y!mobileという強力なライバルに、端末や料金でようやくキャッチアップできたところだ。一方で、UQ mobileならではの料金プランや、割引などが見えてこないため、どこかフォロワーの印象も残る。競合であるY!mobileだけでなく、ユーザーもあっと驚くような発表に期待したいところだ。

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