動画で見る低価格ミニPC――エプソンダイレクト「Endeavor Na01 mini」編4万6800円のNetbook

» 2008年12月09日 16時00分 公開
[後藤治,ITmedia]
エプソンダイレクトの「Endeavor Na01 mini」

 2008年のPC業界で最も話題に上ることが多かったトピックの1つは、やはりNetbookだろう。ASUSTeKが「Eee PC」で開拓した低価格ミニPC市場は、インテルのAtomプロセッサの登場によって花開いた。当初は台湾勢をはじめとする海外PCベンダーが優勢だったものの、現在は東芝NECオンキヨーなどの国内勢も参入しており、数多くのメーカーがしのぎを削っている。

 もっとも、Diamondvilleの名で呼ばれてきたAtom(200番台)を搭載する製品は、液晶パネルのサイズやストレージの種類(SSD/HDD)などで違いはあるものの、スペックはほぼ横並びの状況。例えば、Atom N270(1.6GHz)のCPU、Intel 945GSE Expressチップセット、1Gバイトのメモリ(PC2-4200対応)、1024×600ドット表示の画面解像度、そしてWindows XP Home Edition(SP3)というのがその典型だ。このため差別化のポイントは、本体のデザインや機能面に集約される傾向にある。


 そういった状況の中、国内PCメーカーのエプソンダイレクトは、10.2型ワイド液晶搭載の新鋭機「Endeavor Na01 mini」を投入し、4万6800円という価格でNetbook市場に打って出た。コンシューマー向けPCでは標準装備となりつつあるWebカメラやBluetoothなどを思い切って省く一方、同社らしいシンプルなデザインと良好な入力環境、そして競合機を圧倒するコストパフォーマンスで勝負をかけた製品だ。PC USERではすでにレビューを掲載しているが、今回は動画でその特徴や外観を見てみよう。

 動画でも分かるように、つや消しのブラックで塗った単色の外装や、直線基調のボディは、エプソンダイレクトらしい飾り気のないデザインだ。主要キーが17ミリピッチの日本語86キーボードは、2ミリのキーストロークを確保し、キーボードユニット自体の剛性感も高く、快適にタイピングを行える。液晶ディスプレイは非光沢タイプのパネルを採用しており、外光が映り込みにくいぶん場所を問わずに利用できるだろう。

 一方、余裕のある入力環境を備える半面、底面積は266(幅)×184.7(奥行き)ミリと大きく、ボディの高さは39ミリもあり、Netbookの中ではかなり厚い部類に入る。本体重量は約1.28キロだ。

 また、バッテリー駆動時間は公称値で約3.2時間とやや心もとない。実際に「BBench V1.01」(海人氏作)を使ってバッテリー駆動時間を計測したところ(設定は、10秒おきにキーボード押下/60秒ごとに無線LANによるインターネット巡回/液晶輝度は16段階設定で中間)、2時間45分ほどでバッテリー残量が3%に達した。現状で大容量バッテリーは用意されていないため、屋外で長時間利用する人は、同容量のスペアバッテリーを持ち歩く必要がありそうだ。

1024×600ドット表示に対応した10.2型ワイド液晶を搭載する。ノングレアパネルを採用しており、外光の映り込みが少ない。色はあっさりめだが輝度は十分に高い(写真=左)。主要なキーを17ミリピッチでそろえたキーボードを搭載。しっかりとした作りで、強めに押してもユニットがたわむことはなかった。タッチパッドは標準的な2ボタン構成だ(写真=中央)。本体底面からHDDとメモリにアクセスできる。HDDは160Gバイトの容量を持つ2.5インチSerial ATAドライブを搭載する。保証外になるが、高速なSSDや500GバイトHDDに換装するといったことも簡単に行える(写真=右)


 Netbookをメディアブラウザとして使うのであれば、静止画や動画の発色がよい光沢パネルのほうが見栄えがいいし、キーボードの使い勝手もWebブラウズ用途ならそれほど重要ではないかもしれない。しかし、Netbookをテキストエディタとして活用したいと考える人にとっては、Endeavor Na01 miniが有力な選択肢となるだろう。PCに求めるものとして、まず第一に“良質な道具”であることを優先してきたエプソンダイレクトのスタンスは、Netbookのカテゴリでもまったく揺らいではいない。まさに“質実剛健”という言葉がぴったりの1台だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月25日 更新
  1. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  2. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  3. 45gの伝統を破った「忍者」の感触を持つ1台 HHKB 30周年記念モデルがもたらす「軽さ」をじっくり試す (2026年06月24日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 各ポートの充電状況が見える「UGREEN 100W PD 充電器 5ポート」がセールで33%オフの5980円に (2026年06月22日)
  6. EIZO、21:9比に対応した曲面34.1型ウルトラワイド液晶ディスプレイ 7年間標準保証を実現 (2026年06月24日)
  7. 「Next GIGA」を見据えた動きはまだまだ続く! 1人1台の学習用PCだけでなく特別教室や校務で使うPCも展示多数 (2026年06月23日)
  8. 白い「Osmo Pocket 4P」をDJIのグローバル本社「Sky City」で見てきた ハッセルブラッドを統合する真の狙い (2026年06月22日)
  9. レノボ、約990gの軽量設計を採用したCore Ultra(シリーズ2)搭載14型モバイルノートPC (2026年06月23日)
  10. サンワ、状態確認ができる小型液晶パネルを備えた8ボタン搭載ワイヤレスマウス (2026年06月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー