VAIO type Pとドイツを旅するCeBIT 2009“番外編”(3/4 ページ)

» 2009年03月13日 19時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

CeBIT会場でVAIO type Pを使う

 CeBIT会場のハノーバーメッセはとにかく広い。幕張メッセ級の建物がたくさん集まって1つのエリアを形成しており、会場を巡るバス路線が複数運営されているほどだ。このような取材では、公式のWebページやベンダーのホームページなどで、セッションのスケジュールやブースの場所などを調べたり、収集した情報を整理して記事の下ごしらえをしておくことが多い。そのために、報道関係者が利用できるプレスルームがあって、そこでは有線LANや無線LANが利用できるのだが、ハノーバーメッセの端にあるPC関連の展示Hallからプレスルームまで戻るのは大変だ。できれば、会場の休憩所でネットワークにアクセスして調べたいところだ。

 ハノーバーメッセでは、会場全域で使える無線LANを用意している。来場者は専用のアカウントを取ることでログインできるようになるが、その利用料金は「1時間で10ユーロ、4時間で35ユーロ、10時間で60ユーロ」と高い。ドイツで使える公衆無線LANの情報については、日本でもドイツ滞在経験者の個人が有用な情報をブログで提供しているが、そこではT-Mobileが用意している「30日間で29ユーロ」というサービスが紹介されている。多くの旅行者は「30日も滞在しないよ」というかもしれないが、例え3日間の滞在でも24時間いつでも使えて4000円を切るというのは「格安」だろう(ドイツの1流ホテルではネットワーク利用料金が1日20ユーロというのが相場という)。

 ハノーバーメッセの無線LANサービスは、他社の公衆無線LANへのローミングサービスを用意しているので、このローミングに対応していれば、自分が契約しているサービスを使ってCeBIT会場でも無線LANが使える。このローミングサービスには日本のNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」とNTTドコモの「Mzone」も対応しているが、課金が従量制なのでいまひとつ安心して使えない。やはり、ここはT-Mobileの30日29ユーロプランを利用するのがコストを安く抑えられる。

CeBITの会場で無線LANを使ってインターネットにアクセスすると、始めにハノーバーメッセが運営している無線LANサービスのログイン画面が表示される。T-Mobileと契約していれば、そこにあるT-Mobileのローミングアイコンをクリックして表示されるT-Mobileログイン画面から、ユーザーIDとパスワードを入力すればCeBITの会場で無線LANが使えるようになる

 T-Mobileのホットスポット契約は、T-Mobileのドイツ国内にあるホットスポット圏内で、Webブラウザを立ち上げてインターネットに接続するタイミングで、サインインのWebページが自動で開く(T-Mobileの公式Webページではアクセスできない)。契約の方法は、経験者のWebページやブログでも紹介されているが、2009年3月の時点では、ハノーバーでもハンブルクでも、最初にアクセスした段階でサインインのWebページが開き、そこで「30日29ユーロ」の料金プランを契約できた。

 いったん契約すると、次回からは、インターネットを利用するときに自動で開くT-Mobileのホットスポット画面でログインすれば、あとは普通にインターネットを利用できる。CeBITの会場からは、ハノーバーメッセの無線LANログイン画面からローミングするサービス会社を選択し(T-Mobileはトップページにアイコンが用意されている)、次いで表示されるログイン画面からユーザーIDとパスワードを入力すれば、CeBITの会場全域で無線LANが使える。

 回線の速度は意外と早く、「speed.rbbtoday.com」を使った通信速度測定では、下りが1.38Mbps、上りで347Kbpsとなっていた。ただし、会場がにぎわっていた午後になると、なかなかIPアドレスが確保できずにログインできない場面もあった。いつでも安心して使えるというわけにはいかないようだ。

CeBITの会場からPC USERに掲載されたリポート記事をチェックする。回線速度は意外と早く、Hall 24の脇で下り1.38Mbpsを記録した

 ちなみに、T-Mobileの公衆無線LANサービスというと、鉄道に詳しいユーザーには「ICEで使えるじゃない」となるだろう。JR東海も先日N700系で無線LANサービスを開始すると発表したが、DB(ドイツ鉄道:Deutsche Bahn)では、すでにICEの特定路線で無線LANサービスを行っている。ハンブルクとハノーバーの間も“特定路線”に含まれているが、サービスを行っているのがDB全体でも20編成程度とまだ少なく、今回の取材期間で利用することはできなかった。ただ、ICEを利用している多くのビジネスマンは、ボーダフォンなどが提供しているデータ通信カードを使ってメールなどをチェックしているのを確認している。

 また、主要駅ではDBが提供している無線LANサービスが利用できる。ハノーバーの駅舎にあるフードコートから無線LANを使ってインターネットにアクセスすると、最初のDBのログイン画面が表示されるが、そこでもT-Mobileのローミングアイコンが用意されているので、T-Mobileのアカウントを使えば、契約している30日29ユーロの料金で無線LANが利用できるようになる。

ハノーバー駅でインターネットにアクセスすると、最初にDBのログインページが表示される。ここからT-Mobileのローミングアイコンを選んでログインすれば、T-Mobileの料金プランで無線LANが使える

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