Core i7×クアッドSSD×フルHD液晶の最上位モバイル――「VAIO Z」2010年PC春モデル(2/2 ページ)

» 2010年02月16日 14時00分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

Core i7、クアッドSSD、BDドライブ、広色域フルHD液晶も搭載可能

 VAIOオーナーメードモデルでは、独自のカラーやデザイン、標準仕様モデルよりハイスペックな構成を選択できる。天面のカラー/デザインバリエーションは、標準仕様モデルのシルバーに加えて、ブラック、プレミアムカーボン、グロッシープレミアムカーボン、メタルシールド、メタルモザイクの合計6種類で展開。パームレストのカラーもブラックとシルバーの2色から選べる(シルバー系カラーの天面を選択した場合、トップカバーはシルバーに固定)。

シルバー
ブラック
プレミアムカーボン

グロッシープレミアムカーボン
メタルシールド
メタルモザイク

直販モデルはパームレストのカラーもブラックが選べる

 CPUはCore i7-620M(2.66GHz/Intel Turbo Boost Technology利用時は最大3.33GHz/3次キャッシュ4Mバイト/HT対応)、メインメモリは8GバイトDDR3 SDRAM(4Gバイト×2/PC3-8500)、光学ドライブはBlu-ray Discドライブを搭載可能だ。

 データストレージは、1枚でデュアルSSDを実現するモジュールを2枚搭載することで、クアッドSSDの構成にも対応。選択できるクアッドSSDは、合計512Gバイト(128Gバイト×4、RAID 0)もしくは合計256Gバイト(64Gバイト×4、RAID 0)だ。また、光学ドライブを省き、SSDの代わりに2.5インチSerial ATA HDD(500Gバイト/7200rpm、320Gバイト/5400rpm)を内蔵することもできる。

 液晶ディスプレイは、1920×1080ドット(フルHD)表示の13.1型ワイド液晶もラインアップ。この液晶はNTSC比100%(u'v'色度図)に加えて、Adobe RGBカバー率96%の広色域、RGB各8ビットによる約1677万色表示もサポートしている(1600×900ドット表示の液晶は6ビット+多階調処理による約1619万色表示)。キーボードは、バックライト付きの英字配列/日本語配列キーボード、フォントカスタマイズの英字配列キーボード、英字配列/日本語配列かななしキーボードを搭載できる。

 OSは64ビット版のWindows 7 UltimateやWindows 7 Professionalに加えて、Windows 7 Professionalのダウングレード代行インストールサービスによる32ビット版Windows XP Professional(SP3)も選べる。

 そのほか、4ピンIEEE1394の追加(USBポートが1基減る)、ノイズキャンセリングヘッドフォンの追加、FOMA HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANの追加、スティック型のACアダプタ、プロ向けの総合クリエイティブスイート「Adobe Creative Suite Production Premium 4」といったメニューもある。

専用のポートリプリケータやキャリングケースも用意

 なお、VAIO Z用のポートリプリケータ「VGP-PRZ10」も同時発売される。4基のUSB 2.0、DC入力、アナログRGB出力、DVI-D出力、有線LAN×2といった端子を装備する。価格は1万5800円だ。

 本革製のキャリングカバー「VGP-CVZ2」(1万1800円)や、BRIEFINGとのコラボレーションによるPCケース「CC-BRF/Z/C」(1万9800円)といったオプションも用意されている。

VAIO Z用ポートリプリケータ
本革製のキャリングカバー
BRIEFINGとのコラボPCケース

VAIO Zシリーズ店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO Z VPCZ119FJ/S 1スピンドル フルモデルチェンジ Core i5-520M(2.4GHz) 4096MB(DDR3) SSD 128GB(64GB×2) 64ビット版7 Home Premium 24万円前後
VAIO Zシリーズ店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO Z VPCZ119FJ/S 13.1型ワイド 1600×900 Intel HM57 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce GT 330M/CPU統合 約1.36キロ


iconicon
Sony Style(ソニースタイル)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  5. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  6. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  7. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  8. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー