VAIOオーナーメードモデルでは、独自のカラーやデザイン、標準仕様モデルよりハイスペックな構成を選択できる。天面のカラー/デザインバリエーションは、標準仕様モデルのシルバーに加えて、ブラック、プレミアムカーボン、グロッシープレミアムカーボン、メタルシールド、メタルモザイクの合計6種類で展開。パームレストのカラーもブラックとシルバーの2色から選べる(シルバー系カラーの天面を選択した場合、トップカバーはシルバーに固定)。
CPUはCore i7-620M(2.66GHz/Intel Turbo Boost Technology利用時は最大3.33GHz/3次キャッシュ4Mバイト/HT対応)、メインメモリは8GバイトDDR3 SDRAM(4Gバイト×2/PC3-8500)、光学ドライブはBlu-ray Discドライブを搭載可能だ。
データストレージは、1枚でデュアルSSDを実現するモジュールを2枚搭載することで、クアッドSSDの構成にも対応。選択できるクアッドSSDは、合計512Gバイト(128Gバイト×4、RAID 0)もしくは合計256Gバイト(64Gバイト×4、RAID 0)だ。また、光学ドライブを省き、SSDの代わりに2.5インチSerial ATA HDD(500Gバイト/7200rpm、320Gバイト/5400rpm)を内蔵することもできる。
液晶ディスプレイは、1920×1080ドット(フルHD)表示の13.1型ワイド液晶もラインアップ。この液晶はNTSC比100%(u'v'色度図)に加えて、Adobe RGBカバー率96%の広色域、RGB各8ビットによる約1677万色表示もサポートしている(1600×900ドット表示の液晶は6ビット+多階調処理による約1619万色表示)。キーボードは、バックライト付きの英字配列/日本語配列キーボード、フォントカスタマイズの英字配列キーボード、英字配列/日本語配列かななしキーボードを搭載できる。
OSは64ビット版のWindows 7 UltimateやWindows 7 Professionalに加えて、Windows 7 Professionalのダウングレード代行インストールサービスによる32ビット版Windows XP Professional(SP3)も選べる。
そのほか、4ピンIEEE1394の追加(USBポートが1基減る)、ノイズキャンセリングヘッドフォンの追加、FOMA HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANの追加、スティック型のACアダプタ、プロ向けの総合クリエイティブスイート「Adobe Creative Suite Production Premium 4」といったメニューもある。
なお、VAIO Z用のポートリプリケータ「VGP-PRZ10」も同時発売される。4基のUSB 2.0、DC入力、アナログRGB出力、DVI-D出力、有線LAN×2といった端子を装備する。価格は1万5800円だ。
本革製のキャリングカバー「VGP-CVZ2」(1万1800円)や、BRIEFINGとのコラボレーションによるPCケース「CC-BRF/Z/C」(1万9800円)といったオプションも用意されている。
VAIO Zシリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO Z | VPCZ119FJ/S | 1スピンドル | フルモデルチェンジ | Core i5-520M(2.4GHz) | 4096MB(DDR3) | SSD 128GB(64GB×2) | 64ビット版7 Home Premium | 24万円前後 |
VAIO Zシリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO Z | VPCZ119FJ/S | 13.1型ワイド | 1600×900 | Intel HM57 | 2層対応DVDスーパーマルチ | GeForce GT 330M/CPU統合 | − | 約1.36キロ |
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