2006年にウィルコムの話題で中心となったのが、「W-ZERO3[es]」だ。ほかにも「nico.」や「キッズケータイpapipo!」を投入し、同社のW-SIM戦略を軌道に乗せた(12月26日の記事参照)。
また、今年はPHS網の高速化が進んだ年でもあった。約1.6倍高速なデータ通信が可能な「W-OAM」を1月に発表し、同時に対応データ通信カードを発表(1月27日)。さらに、20Mbpsオーバーの次世代PHSを2010年頃に実用化するというロードマップも公表した(1月27日の記事参照)。
そして、12月にはW-OAMに対応する新W-SIM「RX420AL」と、RX420ALを同梱する「9(nine)」が発売され、W-SIMとW-OAMという2つのトピックを併せ持つ製品が今年を締めくくる格好となった。来年はW-SIM対応機種の充実とともに、非W-SIM端末の新製品やFeliCaチップなど携帯電話ではトレンドスペックとなっている機能・サービスへの対応が期待される。
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