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» 2010年04月05日 18時07分 公開

電子ブックとしての使い心地は?:注目の「iBooks」から「iWork」まで、「iPad」をさくっと使ってみた (3/3)

[鈴木淳也,ITmedia]
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「Pages」「Numbers」「Keynote」を購入してみた

1月27日のスペシャルイベントでは、iPad用iWorkの「Pages」「Numbers」「Kenote」の3種類のアプリがそれぞれ9.99ドルで提供されることが発表された。iPadからApp Storeにアクセスすると、このiWorkダウンロード用の特設サイトが用意されており、iBooksとともにApple製アプリの活用をアピールしている。ここは太っ腹に3つまとめて購入してしまおう

 以上、駆け足でiPadの標準機能と目玉機能である「iBooks」を簡単に紹介してきた。iPad専用アプリの数々や実際の利用シーンなどは次回のリポートに回すことにして、ここでは最後に「iWork」を紹介して終わろう。

 iWorkについては1月27日のスペシャルイベントで、「Pages」「Numbers」「Keynote」の3つのiPad用アプリがそれぞれ9.99ドルで提供されることが発表された。合わせて30ドルとなかなかいい値段だが、ここは太っ腹に全部まとめて購入することにした。iPadからApp Storeを起動すると、iPad対応アプリの数々が紹介されている。この中にiWork専用の特設ページが用意されており、ここにアクセスすると3つのアプリが入手できる。まずは3つまとめてダウンロードして、今回は試しにPagesを利用してみた。

 Pagesはいわゆるワープロアプリだ。文章作成のほか、編集、加工が行える。インポート機能も持っているため、Macで作成したPagesの文章だけでなく、WordやPDFなどのファイルも取り込んで活用できる。だがご存じのようにiPadが標準で備えているのはソフトウェアキーボードだけであり、長文の入力には向いていない。ゆえに作成がメインというよりは、こうした編集・加工作業のほうが中心となる。それはそれで便利なのだが、せっかく文書作成が可能なのだから、ここで活用してみない手はない……と思って作ってみたのがこの原稿だ。このアイデアを思いついてから、スクリーンキャプチャを撮りつつトライ&エラーで原稿を仕上げてみた。

Pagesの初期起動画面、文書を作成するので「New Document」を選択し、テンプレートから「Blank」を選ぶ

さっそく文章を作ってみる。実は、この原稿はほぼすべてiPadとハードウェアキーボードを使って書かれたものだ。入力テストと機能テストを兼ねてずっと原稿の作成をiPadで行っていたが、多少ストレスを感じるものの(特に変換効率や細かい操作性)、普通にMacで文章を作成するのと同じ感覚で使えるのは驚きだ。日本語と英文入力の切り替えは「Command」+「スペース」だし、シフトキーでの領域選択や「Command」+「C」「V」でのコピー&ペーストも普通に行える。あとは補助的にタッチスクリーンを使って操作するだけとなる。なお、Wireless Keyboardの右上の「▲」ボタンを押すとソフトウェアキーボード表示の有無が選択できる

 もっとも、最大の難関は文章作成よりもエクスポートの方法で、iPhone由来のiPadではファイル読み書きの標準機能を備えておらず、どのように原稿を送信直前の状態まで持ち込むかで悩んだ。最終的な結論はβ運用中の「iWork.com」の文書共有サービスを使ってMacBookでファイルを仕上げることで、1度iPad上のPagesからファイルをアップロードし、これをMacBook側でサルベージする方法で文章を取り込んだ。ただし、サイト自体の使い勝手が良くないのと、最終的な加工に時間がかかってしまい、入力よりも編集作業のほうに手間取る状態になった。おそらく、もっと便利な方法があるはずなので、次の原稿ではもう少し研究してみたい。

文章入力はそれほど苦ではなかったものの、Pagesでは原稿送信に必要な文章のエクスポートにかなり手間取った。最終的に悩んだ末に考えたのが、iWorks.comでの文書共有だ。ただβ版だけに、サイト自体の使い勝手がまだかなり悪く、文章を細切れにしてコピー&ペースを繰り返したり、微調整がいろいろ必要だったりと、加工にけっこうな時間を要した。まだまだ使いこなすのには時間がかかりそうだ


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