Windows 10のディスク容量肥大を招く「Windows.old」はすぐ削除すべき?Windows 10のツボ(9)

» 2015年08月18日 06時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

サイズの大きいバックアップファイルに注目

 Windows 7/8.1から「Windows 10」にアップグレードすると、過去の環境をバックアップした「Windows.old」フォルダがCドライブに生成され、これによりアップグレード前の状態に戻ることができる。

Windows.old 筆者の環境では、バックアップファイルだけで46Gバイト近くも消費していた

 このバックアップフォルダは、1カ月後に自動で消去される仕組みになっている。Windows 10にアップデート後、自身の環境で動作に問題があれば、1カ月間は元の環境へ簡単に戻せるとアナウンスされているのはこのためだ。

 環境にもよるが、Windows.oldフォルダは容量が大きく、ディスク容量を圧迫する。不要ならば削除しても構わないだろう。ただし、もしトラブルが発生しても、アップグレード前の環境に戻せなくなるので注意してほしい。

「ディスクのクリーンアップ」でWindows.oldを削除する

 Windows.oldフォルダを削除するには、ディスクのクリーンアップを利用する。コントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ディスクのクリーンアップ」を開く。

→・Windows 10で従来のコントロールパネルを表示する

Windows.old コントロールパネルから「システムとセキュリティ」を開く
Windows.old 「管理ツール」を選択
Windows.old 一覧から「ディスククリーンアップ」を選ぶ

 続いて、ディスクのクリーンアップ内にある「システムファイルのクリーンアップ」を選択し、一覧の中にある「以前のWindowsのインストール」にチェックを入れてOKを押す。

Windows.oldWindows.old システムファイルのクリーンアップを選択し(画像=左)、「以前のWindowsのインストール」にチェックを入れてOKを選択(画像=右)
Windows.old ディスククリーンアップが実行される

 以上でディスクのクリーンアップが完了し、Windows.oldフォルダは削除される。アップデートから1カ月経過すれば自動で削除されるデータだが、ディスク容量を少しでも早急に確保したい場合は有効な手段となる。

 ただ、ディスク容量に余裕がある場合は、念のために1カ月間は残しておくというのも手だ。

「Windows 10のツボ」バックナンバー

関連キーワード

Windows 10 | バックアップ | ファイル | Microsoft


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月27日 更新
  1. マウスコンピューターがPC全製品の受注を停止 法人向けPC「Mouse Pro」も購入不可能に 販売再開は2026年1月5日から順次 (2025年12月26日)
  2. そのアプリ、本当に安全ですか? スマホ新法で解禁された「外部ストア」と「独自決済」に潜むリスク (2025年12月26日)
  3. さらばWindows 10、ようこそ“画面付き”パーツ 古参も新規もアキバに集った2025年を振り返る (2025年12月26日)
  4. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  5. Ryzen 7×GeForce RTX 5050 Laptop GPUの「ASUS TUF Gaming A16 FA608UH」がセールで16万9800円に (2025年12月25日)
  6. HHKB Studio専用の「木製」「アルミ製」キートップが登場 PFUダイレクトで1月5日発売 (2025年12月25日)
  7. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  8. 「テクノロジーが前面に出すぎていた」――アイロボットジャパン新社長が語る、ルンバ復権への“原点回帰” (2025年12月25日)
  9. ソースネクストが8万9800円(期間限定で7万4800円)の「Windows 11 Pro 15.6インチノート型PC 1TB」を販売開始――ストレージ容量を倍増 (2025年12月26日)
  10. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー