表示されたウィンドウを画面の端まで移動すると自動でリサイズする「スナップ」機能が「Windows 10」で強化されている。新機能を紹介しよう。
従来は左右端にウィンドウを寄せることで、画面を左右半分に分割した2つのウィンドウ配置が可能だった。Windows 10では、画面の4隅にウィンドウを動かすことで、4分の1サイズのリサイズに対応し、1つの画面にウィンドウを4つ並べることができる。
従来のWindowsでは、PCに2台以上のディスプレイを接続したマルチディスプレイ環境において、ウィンドウをドラッグしてディスプレイとディスプレイの境目にスナップしようとすると、ウィンドウが境目を通過してしまい、キーボードショートカットでスナップする必要があった。
Windows 10では、ウィンドウをドラッグしてディスプレイとディスプレイの境目に近づけると、リサイズするためのガイドが表示されるようになり、境目にも難なくスナップすることが可能だ。これによって、非常に使い勝手がよくなった。
複数のウィンドウを開いているときに、スナップ機能でウィンドウを動かすと、空きスペースにその他のウィンドウが並べて表示され、任意のウィンドウを選択することで自動リサイズする機能が追加された。
ウィンドウを左右にスナップするとき、1つ目のウィンドウを移動して任意のサイズに変更してから、2つ目のウィンドウを空きスペースにスナップすると、そのスペースを埋めるように自動でリサイズするようになった。
従来のスナップは左右均等の分割表示しかできなかったが、Windows 10はウィンドウによって自由にサイズが決められるため、ウィンドウの配置を最適化しやすい。
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