「Windows 10」にプリインストールされている「メール」は、GogoleやiCloud、Outlook.com、Exchange、POP/IMAPといった、さまざまなメールアカウントを利用できる純正アプリだ。Windows 8/8.1から搭載していたメールアプリが進化し、登録できるメールサービスが増えている。
メールアカウントのセットアップは簡単だ。「アカウントの追加」から、自分が利用しているメールサービスを選択し、アカウント情報を入力する。Gmailの場合はGoogleアカウントを入力すれば、セットアップは完了だ。
任意のアカウントを設定すると、メールの同期が開始される。メールの表示は、左からフォルダ、メール一覧、メール本文という3分割された画面構成となる。一般的なPC向けメールアプリとほぼ同じユーザーインタフェースのため、迷うことなく使うことができる。Gmailのラベル機能(フォルダ振り分け機能のようなもの)もしっかりと反映される。
さらに、メールの件名が表示されている部分を左右にスワイプすると、フラグを設定したり、アーカイブしたりといった、はやりのスワイプ操作にも対応する。タッチパネルを搭載するPCで便利に利用できる。オプションで機能割り当てを自分好みに変更することも可能だ。
Gmailアカウントを登録していると、Googleコンタクト(連絡先)に保存した情報も自動でWindows 10に同期されるので、メール作成のときに宛先へ名前を入力すればメールアドレスが自動で補完される。
GmailのようなWebメールは一般的にブラウザ上で利用するのがベストだったりするが、これほどの使い勝手なら、積極的にメールアプリを使ってもいいかなと感じるほど実用度は高い印象だ。
Googleアカウントをメールアプリに設定すると、Googleカレンダーやコンタクト(連絡先)の情報も同期される。メールを新規作成するときに宛先へ名前を入力すると、連絡先情報からメールアドレスが参照されるのでとても便利だ。初期設定では、新着メールをプッシュで受信する設定にはなっていない。この設定を変更するには、左下にある歯車のアイコンからオプションを開き、「設定」→「アカウント」→「Gmail(利用しているサービス)」→「メールボックスの同期設定を変更」でGmailの同期設定の中にある「新しいメールをダウンロードする頻度」を「アイテムの受信時」に変更する。
さらに、Windows 10の通知機能を使って新着メールを通知するには、「設定」→「オプション」→「通知」の中にある「アクションセンターに表示」をオンに、さらに「通知のバナーを表示」「音を鳴らす」にチェックを入れる。
上記の設定を適用すると、メールを受信するたびにWindows 10の通知機能が働く。さらにアクションセンターにも通知が蓄積されるので、新着メールが確認しやすい。普段はブラウザ上でGmailを利用するユーザーも、この通知機能のためだけにメールアプリを設定しておくのも悪くないと筆者は感じている。是非一度試してほしい。
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