「Windows 10」に標準でインストールされている日本語入力ソフト「Microsoft IME」は、新機能として「クラウド候補」機能が追加されている。検索エンジンの「Bing」で使われている検索ワードのサジェスト機能を利用することで、話題のワードを予測変換に表示することができるものだ。Google日本語入力やATOKでおなじみの機能が、ついにWindows標準の日本語入力ソフトにも搭載された。
この機能は標準でオフになっているので、設定でオンにする必要がある。オンにするには、通知領域に表示されているMicrosoft IMEアイコンの左隣にある「A」または「あ」と表示されているアイコンを右クリックしてプロパティを選択する。
プロパティの中にある詳細設定を選択し、予測入力タブにある「クラウド候補を使用する」にチェックを入れる。これでクラウド変換がオンになる。
クラウド候補をオンにすると、文字入力中に表示される予測変換に雲のマークがついた候補が現れるようになる。これがクラウド候補によって取得された予測変換候補となる。辞書に載っていない新しいワードやアニメのタイトルなどが簡単に変換できるようになる。
Google日本語入力と比較すると、まだまだ網羅している言葉は少ない印象だ。しかし、標準のMicrosoft IMEにこの機能が搭載されたことに大きな意義があると感じた。これからの機能強化に期待したい。
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