新たに「Windows 10」で追加された「アクションセンター」は、タッチパネルを搭載するデバイスなら画面の右端から左へスワイプ、もしくは右下の通知領域にある吹き出しのアイコンを選択することで呼び出せる。
アクションセンターの通知領域には、OSからのさまざまな通知や、Windows 8から採用された「トースト通知」に対応するアプリケーションの通知がまとめて表示される。通知をタップすることで、通知元のアプリケーションを開くこともできる。iOSやAndroidの通知領域と同じような役割を持っている。通知を消去するには、通知の右上に表示されるバツボタンを選択するか、通知を右へスワイプする。
Windows 7までは、メールの新着といった通知はバルーンが利用されていたため、アプリケーションをタスクバーの通知領域に常駐させる必要があった。
Windows 8からは、OSに通知機能が実装されたことで通知まわりの使い勝手が向上したが、表示されていったん消えてしまった通知は再度確認することができなかった。今回のアクションセンターでは通知を蓄積されていき、まとめて見ることできるようになったので使い勝手が向上している。
アクションセンターの下部には、設定を簡単に変更できるボタンも備わった。無線LAN接続オン/オフ、画面の明るさ調節、機内モードといった、ユーザーがよく使う項目の設定をワンタップで変更できる。常に4つのアイコンが表示されているが、展開すれば全部で13個のボタンが現れる。
上の1段目においては、自分がよく使う設定項目に変更(正確には並び替え)することが可能だ。設定から「システム」→「通知と操作」と進み、クイックアクションから自分がよく使う項目を選ぶ。
→・Windows 10で従来のコントロールパネルを表示する
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