金額表示「OK」をクリックすると貸借対照表を表示するので、貸借対照表に自分で転記。減価償却費の計算や地代家賃の内訳なども自力で記入、確定申告書Bも源泉徴収、各種控除を記入し税額を計算し完成させる。これで加藤かんたん会計は終了。画像をクリックし本文に戻ろうさて、フリーソフトで決算書、貸借対照表まで作成できそうであろうか。正直なところ筆者には無理だ。今回は「やよいの青色申告11」の仕訳結果を見ながら入力したので完成させることができたが、全て自力で入力することは難しいし、決算処理の手順なども過去4年の経験があるから案分、減価償却と進めたが、初心者にはその流れ自体が理解できない可能性がある。
ざっくり言うと市販ソフトはカーナビやABSの付いたオートマ車。地図が頭には行ってなくても、運転テクニックが低くても、車のサポート機能が豊富なので運転が可能だ。フリーソフトはシンプルなマニュアルミッション車。地図もバッチリ、運転テクニックもバッチリの人なら問題なく運転できる。
初心者は市販ソフトしか選択肢がない訳ではない。例えば簿記の知識がある奥さんが経理をやってくれるとか、回りに詳しい人がいれば問題はないだろう。コスト面も個人事業主を対象とした青色申告ソフトは1万円以下で購入できるが、法人用の会計ソフトは数万円になるのでフリーソフトを使用した場合のコストダウンは大きい。知識、回りの環境、忙しさ、コストなどを考え、総合的に判断していただきたい。
筆者のように簿記の知識なし、勉強する気なし、手伝ってくれる人なし、税理士、会計士に頼む金なしの人は市販ソフトを選択することをお勧めしたい。
源泉徴収票の見方、教えます
こんな人なら節税できる(前編)
こんな人なら節税できる(後編)
交際費? 会議費? 「経費で節税」のポイントを押さえよう
青色申告ソフトを画像で解説、確定申告マニュアル
第1回 まずは税金ってナニ?
第2回 儲けたら節税
第3回 青色申告ソフトを実際に使ってみた
第4回 最も重要な伝票入力を比較してみた
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