電子書籍の楽しみ方として、ストアからコンテンツをダウンロードして楽しむ場合と、自分で紙の書籍をスキャンしたものを楽しむ(いわゆる「自炊」する)場合がある。まずストアについては、GALAXY Tabには「マガストア」と「eBook Japan」の2アプリがプリインストールされている。マガストアは雑誌中心のラインアップ、eBook Japanは主にマンガが充実しており、併せて利用することで幅広いジャンルの電子書籍を楽しめる。これらのサービスはスマートフォンにも対応しているが、GALAXY Tabはその大画面を生かしてより快適な読書環境を提供してくれる。
電子書籍ストアといえば、ドコモなどが「2Dfacto(トゥ・ディファクト)」をスタートさせているが、このアプリはGALAXY Tabにプリインストールされていない。しかしAndroidマーケットから「BOOKストア 2Dfacto」アプリをダウンロードすることで2Dfactoのサービスを利用できる。
一方、このようなストアからのダウンロードではなく、自分で書籍をスキャンしたデータをGALAXY Tabで読むことも可能だ。オフィスソフト「ThinkFree Office」でPDFを読むことができるほか、世界標準の電子書籍フォーマット「ePub」に対応した「ブック」アプリもプリインストールされている。
GALAXY Tabで使えるアプリケーションストアは、Android標準の「Androidマーケット」と、Samsungが提供する「Samsung Apps」がプリインストールされている。現状Samsung Appsで配布されているアプリは少なく、さまざまなアプリを広く配布するというよりは、GALAXY Tabのアドオンを配布するという感じになっている。実質的には使えるアプリストアはAndroidマーケットのみということになるだろう。
GALAXY Tabにはソーシャルメディアの内容を表示できる「SNS Browser」ウィジェットがプリインストールされている。対応するソーシャルメディアはTwitter、Facebook、MySpaceのほか、日本向けとしてmixiにも対応している。これらソーシャルメディアの更新情報をウィジェットに表示したり、ウィジェットから投稿したりすることができる。とはいえ、専用のアプリではないため、画像の投稿に対応しないなど若干機能不足な部分もある。その部分は別のTwitterアプリで補完するといいだろう。
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