最終回 ニッポンの小型軽量ノートはどれが“買い”か?モバイルノート08年春モデル徹底検証(4/4 ページ)

» 2008年03月24日 11時45分 公開
[前橋豪,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

そして、Centrino Atom、Centrino2へ

 以上、これまでの検証結果を基に6台のモバイルノートPCを振り返ってみた。誤解を恐れずに個人的な好みを言うと、遊びで使うならばホビーユースの機能が詰まったVAIO type T VGN-TZ72B、仕事で使うならばパフォーマンスが高いFMV-BIBLO LOOX R70Y、もしくは全体的なバランスが取れたLaVie J LJ750/LHに魅力を感じた。

 もっとも、モバイルノートPCで重視するポイントは人それぞれであり、デザインや操作性の感想も個人差がある。製品を購入する前には、実際に店頭で気になるモデルをじっくりと比較してみてほしい。せめて、本特集が製品選びの一助となれば幸いだ。

 最後に今後の展望も少しだけ触れておこう。3月19日にWindows Vista SP1が一般公開され、Vistaの安定度が底上げされたが、次はハードウェアの世代交代が行われようとしている。2008年の第2四半期にはMenlowこと「Intel Centrino Atomプロセッサテクノロジー」を採用したMID(Mobile Internet Device)やUMPC、小型の携帯端末が登場し、今夏にはMontevinaの開発コード名で知られてきた「Centrino2」対応のノートPCがリリースされる予定だ。

 Centrino2では、プロセッサナンバーの頭にPがついたモデルが加わり、モバイルノートPC用にはP(同25ワット級)、L(同15ワット級)、U(同10ワット級)の頭文字が付いたCPUが投入されると言われている。これらのCPUにはFMV-BIBLO LOOX R70Yのようにパッケージを縮小したモデルも用意される見込みで、Atomも含めてメーカーが選択できるCPUの幅、つまりは設計できるモバイルノートPCやUMPCの幅は広がることになる。

 例えば、今後はMacBook AirやThinkPad X300を上回るような13インチクラスのワイド液晶ディスプレイを搭載した薄型軽量モバイルノートPCが投入される可能性も十分にあるほか、本特集で取り上げた6台をさらに進化させたモデルや、より小型軽量で長時間駆動が可能なUMPCなども考えられる。近い将来、広域ワイヤレスWANサービスが普及すれば、MIDやモバイルノートPCの利便性はより高まっていくだろう。

 Centrino AtomとCentrino2の登場により、モバイルノートPCやUMPC、MIDの勢力図がどのように変化していくのか、2008年春以降の市場動向に興味は尽きない。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月10日 更新
  1. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  2. USB Type-Cの映像出力をワイヤレスでHDMI入力できる「エレコム ワイヤレス HDMI 送受信機セット DH-CW4K110EBK」がセールで1万2580円に (2026年05月08日)
  3. NAS向け低容量HDD枯渇に「Core Ultra 200S Plus」品薄も――大型連休明けのストレージとメモリ最新動向 (2026年05月09日)
  4. まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す (2026年05月07日)
  5. VAIO事業が絶好調のノジマ、第4四半期の出荷台数は過去最高に 「AI PC」需要で次期も成長を見込む (2026年05月07日)
  6. 「SwitchBot スマートサーキュレーター(スタンド型)」を試す インテリアになじむ木目調、扇風機の代わりはなる? (2026年05月08日)
  7. 16型で約1.2kg、USキーボード搭載! こだわり派のあなたに適した「LG gram Pro 16」が33%オフの19万9800円に (2026年05月08日)
  8. Microsoftが4月度のWindows非セキュリティプレビューパッチを公開/PCI-SIGが次世代規格「PCI Express 8.0」のドラフト版を公開 (2026年05月10日)
  9. Microsoftが描く「定額+従量課金」のAI新時代と、無制限の“エッジAI”へと向かうWindowsのゆくえ (2026年05月08日)
  10. M5Stack、AI連携にも対応したデスクトップロボット「M5 スタックチャン」 (2026年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年