うーん、どこかで見たような──IDFで登場した“クアッド”ディスプレイ搭載ノートPCIntel Developer Forum 2009(3/3 ページ)

» 2009年09月25日 17時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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ついにUSB 3.0が実用へ

 IDF 2009のShowcaseでは、IDF 2009のキーノートスピーチで紹介された新技術やコンセプトモデルが展示されていた。

 3面サブディスプレイを搭載したノートPCのコンセプトモデルに関しては、似たようなサブディスプレイを活用するノートPCのコンセプトとしてMicrosoftのSide Showがあったが、UIの1つとして統合されているIntelのアイデアのほうがより洗練されているように思えた。

 ノートPCをより便利に使う機能として、IntelはDisplayPortもプッシュしている。DisplayPortについては、Mini規格のバージョンがAppleのMacBookで採用しているが、これをノートPCの外部出力標準インタフェースとして活用しようというのがIntelの考えだ。そのメリットは帯域の広さや実装面にあるという。

 Showcaseのデモでは、ノートPCに内蔵された1つのDisplayPortからハブを介して2つの液晶ディスプレイに分岐する形で接続し、2台のディスプレイとノートPCの液晶ディスプレイを合わせた3画面のマルチディスプレイ環境が紹介されている。DisplayPort以外でも、会議室のテーブルに置いたPCが無線で外部ディスプレイと接続し、その制御をタッチパネルから簡単に行えるデモも紹介された。視覚的にも分かりやすく、なかなか興味深いマンマシンインタフェースだ。

IDF 2009のShowcaseで展示されていた3画面サブディスプレイ搭載のノートPCコンセプトモデル。サブディスプレイに写真ライブラリを表示させ、それをメイン画面側にフリックすることで拡大表示させたり、TwitterなどのSNSや天気予報などの補助情報を表示(いわゆるガジェット)させたり、各種機能をタッチ操作でコントロールできたりと、その利用方法は多岐にわたる

Intelは次世代ディスプレイ接続規格としてDisplayPortをプッシュしている。対応ノートPCをDisplayPort内蔵の液晶ディスプレイに表示させることで、マルチディスプレイとして利用できる。転送速度や実装スペースでメリットがある。左の写真にあるハブ状のデバイスはDisplayPort端子の分配機だ。ノートPC側の出力端子が1つでも、分配機で2つ以上のディスプレイに同時出力できる

Showcaseに展示されていたインタラクティブオフィスのコンセプトモデル。中央にある丸形のパネルがタッチ操作に対応しており、机周辺にある機器とディスプレイを結んで外部出力させたり、ストレージ同士を接続させたりなど、指先の操作で簡単に制御できる

 登場が間近に迫ったUSB 3.0も実機が展示されていた。USB 3.0をサポートするコントローラチップの出荷や製品の登場時期に関するニュースが紹介されているが(この詳細は“10倍速いUSB”を体験してきたを参照のこと)、IDF 2009では、実際の対応製品としてバッファローの外付けHDDが展示されていた。PCとの接続は専用の拡張カードを使っていたが、展示を行っていた富士通によると、実際にUSB 3.0ポートを内蔵したPCが2009年冬、もしくは、2010年春モデルに登場する見込みだという。パフォーマンス的にはSerial ATAインタフェースに匹敵するレベルだそうだ。

USB 3.0対応ストレージがバッファローから登場する。展示が行われていたのは富士通のブースで、PCへのUSB 3.0搭載は2009年冬モデルか2010年春モデルで行われることになるという(写真=左)。AsusのマザーボードにFrescoのUSB 3.0インタフェースボードを差し込んで外部接続している。自作PCではしばらくはこうした形でUSB 3.0を利用することになるだろう。最終的にIntelがチップセットでUSB 3.0を標準サポートした段階で対応ポートがマザーボードにも標準で搭載される(写真=右)
Blu-ray Discドライブ、3.5インチHDD、2.5インチHDDをUSB 3.0で接続する。Blu-ray Discは読み込み速度が遅いため、USB 3.0のメリットはあまりない(写真=左)。ベンチマークテストのデータにあるように、Serial ATA接続に近い速度を引き出せるのがUSB 3.0の特徴といえる(写真=右)

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