多彩なNetbook/低価格ミニノートPCをラインアップする日本ヒューレット・パッカード(HP)の中で、SOHO/ビジネス向けに販売されているのが「HP Mini 5101 Noteboook PC」だ。アルマイト(陽極酸化)加工とヘアライン処理を施したアルミニウムとマグネシウム合金による金属感あふれる高い堅牢性を備えたボディ、10.1型で1366×768ドットの高解像度液晶ディスプレイを搭載しながら、約1.2キロの重量という携帯性がウリだ。
前回の記事(これはCore 2 Duo搭載ノートPCではないのか!?――Atom搭載PCの枠を広げる「HP Mini 5101 Notebook PC」に肉薄した)ではHDD内蔵モデルを取り上げたが、今回は上位にあたるSSD内蔵モデルを検証する。なお、HP Mini 5101の特徴や機能については下の囲み記事を参照してほしい。
これはCore 2 Duo搭載ノートPCではないのか!?――Atom搭載PCの枠を広げる「HP Mini 5101 Notebook PC」に肉薄した
1366×768ドット液晶やギガビットLAN搭載の「HP Mini 5101 Notebook PC」が登場
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下記の表からも分かるように、両モデルの主な違いはストレージ構成と価格だ。128GバイトのSSDモデルが7万9800円、160GバイトHDD(7200rpm)モデルが6万9930円(いずれも直販のHP Directplus価格の場合)と差額は9870円となる。
HP Mini 5101 Notebook PCシリーズの主なスペック | ||
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モデル | SSDモデル(VS587PC#ABJ) | HDDモデル(VS586PC#ABJ) |
CPU | Atom N280(1.66GHz) | |
チップセット | Intel 945GSE Express | |
メモリ | DDR2 2Gバイト | |
メモリスロット | 200ピンSO-DIMM×1(空きなし) | |
ストレージ | SSD 128Gバイト | HDD 160Gバイト(7200rpm) |
液晶ディスプレイ | 10.1型ワイド非光沢 | |
画面解像度 | 1366×768ドット | |
グラフィックス | Intel GMA 950 | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト2.0準拠) | |
Bluetooth | Bluetooth 2.1+EDR | |
有線LAN | ギガビット対応 | |
メモリカードスロット | MMC/SDHC対応SDメモリーカードスロット | |
Webカメラ | ○ | |
スピーカー | 内蔵ステレオ | |
バッテリー | 4セル(リチウムポリマー)/6セル(リチウムイオン) | |
バッテリー駆動時間 | 約5時間(4セル)/約10時間(6セル) | 約4.5時間(4セル)/約9時間(6セル) |
ボディサイズ | 262(幅)×180(奥行き)×23.2〜31(高さ)ミリ | |
重量 | 約1.16キロ(4セルバッテリー装着時) | 約1.2キロ(4セルバッテリー装着時) |
OS | Windows XP Professional(SP3)※Windows Vista Businessダウングレード | |
HP Directplus価格 | 7万9800円 | 6万9930円 |
ストレージベイには比較的容易にアクセスできる。バッテリーを外して3本のネジを回してキーボードユニットを取り外すことでストレージドライブが現れる。SSD/HDDともに2.5インチ/9.5ミリ厚のカバーに取り付けられており、PCとはSerial ATAインタフェースで接続されている。メーカーの保証対象外となってしまうが、PCの自作に慣れているユーザーならばパーツの換装も難しくはないだろう。
続いて、ユーティリティソフトなどから仕様をチェックしよう。
次のページでは、ベンチマークテストで両モデルを比較する。
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