NTTドコモから登場した富士通製の「F-07C」は、携帯電話機能を内蔵した超小型モバイルPC。サイズは61(幅)×125(高さ)×19.8(厚さ)ミリ、重さ約218グラムと、従来のポケットサイズPCと比較してもさらに小型軽量に仕上がっており、“ちょっと大きめ”の携帯電話として片手で扱うことも可能だ。
PCとしてのOSはWindows 7 Home Premium(32ビット版)、CPUはAtom Z600/1.2GHz(50%駆動)、1Gバイトメモリと32GバイトSSDを搭載した。ディスプレイは約4インチワイドSVGA(1024×600ピクセル)タッチパネル液晶を採用し、スライド式のQWERTYキーとトラックボールでも操作できる。また、Office Personal 2010の2年間ラインセンス版をプリインストールした。
電源オン状態では常にケータイモードが起動しており、5Mピクセルカメラやiモード、おサイフケータイに対応した“F”端末として使用できる。側面の切り替えキーを押すことでPCが起動するが、Windows利用中にもケータイとしての待受状態は維持され、着信通知やメール受信、おサイフケータイなどの処理がバックグラウンドで行われる。
通信機能は上り最大5.7Mbps、下り7.2MbpsのHSDPA/HSUPAに対応し、もちろんPC起動時にも3G通信を利用できる。ただし、iモード端末としてパケ・ホーダイ フラットを契約している場合は外部機器接続となるため、上限額は1万395円になる。データ端末向けの定額データプランも契約可能だが、通話やiモードサービス、おサイフケータイなどは利用できない。そのほかに無線LAN(PC時のみ)とBluetooth、GPSを内蔵する。
別売のクレードルセットを使えばUSBとHDMI端子を増設でき、外付けキーボードやマウス、プリンタなどのPC周辺機器や外部ディスプレイへの出力も可能になる。ボディカラーはNavy Blackの1色のみ。
機種名 | FMV LOOX F-07C |
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OS(PCモード) | Windows 7 Home Premium(32ビット版) |
メインディスプレイ | 4インチWSVGA(1024×600ピクセル)タッチパネル液晶 |
CPU | FMV Atom Z600/1.2GHz(50%駆動) |
メインメモリ | 1Gバイト |
ストレージ | 32GバイトSSD |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約61×125×19.8ミリ |
重さ | 約218グラム |
連続通話時間 | 3G:約370分、GSM:約440分 |
連続待受時間 | 3G:約600時間、GSM:約400時間 |
アウトカメラ | 有効510万画素CMOS |
インカメラ | 有効32万画素CMOS(Windows 7モード時は約17万画素) |
外部メモリ | microSDHC(別売り/最大32Gバイト) |
サブディスプレイ | − |
バッテリー駆動時間(PC) | 約2時間 |
主な機能 | HSDPA/HSUPA(下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps)、GPS/オートGPS(ケータイモードのみ)、Wi-Fi(802.11b/g/n)、Bluetooth、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、i Bodymo ほか |
ボディカラー | Navy Black |
発売日 | 6月〜7月予定 |
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