第1回 外観と基本性能は何が違う?――「SH-08A」「SH002」「936SH」最新ケータイ徹底比較(ソーラー防水ケータイ編)(2/2 ページ)

» 2009年10月02日 14時56分 公開
[房野麻子,ITmedia]
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基本性能:SH-08AとSH002がサブディスプレイを搭載

 メインディスプレイは3機種ともほぼ同スペックだ。サブディスプレイは、SH-08AとSH002が搭載しているが、936SHは搭載していない。SH002の電子ペーパーサブディスプレイは、常に時計や電波強度、バッテリー残量、歩数などを表示、確認できるのが便利だ。一方、936SHにはサブディスプレイがないので、サイドキーの長押しで電子マネー残高をチェックできる便利機能も、閉じたままでは利用できない。

基本性能
SH-08A SH002 936SH
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約50×109×17.3(最厚部 21)ミリ 約51×111×17.4(最厚部 18.8)ミリ 約50×108×17ミリ
重さ 約142グラム 約142グラム 約131グラム
連続通話時間 約220分 約230分 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM)
連続待受時間 約550時間 約250時間 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM)
メインディスプレイ 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万7216色 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 26万色 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色
サブディスプレイ 約0.8インチ(96×39ピクセル)白色有機EL 約1.1インチ電子ペーパー(モノクロ)
防水性能 IPX5/IPX7 IPX5/IPX7 IPX5/IPX7
外部メモリ microSDHC(最大16Gバイト) microSD(最大2Gバイト) microSDHC(最大16Gバイト)
ワンセグ
国際ローミング WORLD WING(3G) グローバルパスポートCDMA 世界対応ケータイ(3G+GSM)
おサイフケータイ
通信速度 FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps) EV-DO Rev.A(下り最大3.1Mbps) 3Gハイスピード(下り最大3.6Mbps)
GPS
Bluetooth
赤外線通信 ○(IrSimple) ○(IrSimple) ○(IrSimple)

photophoto SH-08Aは有機ELを採用し、明るくくっきりと表示する(写真=左)。SH002は消費電力の非常に少ない電子ペーパーを採用。閉じたまま情報を見られるのがうれしい(写真=右)

カメラ:SH-08Aと936SHが高性能カメラを搭載

 機能面でのもう1つの大きな違いはカメラだ。特に有効画素数とセンサーの種類の違いが大きい。CCDセンサーを搭載したSH-08Aと936SHは、暗がりでもきれいな写真を撮影できる。また、撮影機能についても、SH-08Aと936SHにはあってSH002にはない機能が多い。

カメラ機能
SH-08A SH002 936SH
メインカメラ 有効800万画素CCD 有効520万画素CMOS 有効800万画素CCD
インカメラ 有効43万画素CMOS
オートフォーカス
顔検出AF ○(最大5人) ○(最大5人) ○(最大5人)
チェイスフォーカス
コンティニュアスAF
手ブレ補正/被写体ブレ補正
画像処理エンジン「ProPix」
ISO感度設定 ○(最大12800) ○(最大12800)
広角29ミリ撮影
シーン自動認識 ○(名刺、バーコード含む)
長時間露光撮影
笑顔シャッター
振り向きシャッター

photo 936SHのシーン自動認識は、名刺やバーコードも認識するように設定できる

 SH-08Aと936SHのカメラ機能はほぼ同レベルだが、936SHのシーン自動認識は、名刺やバーコードも認識してくれる。すぐに認識しないこともあるが、コツをつかむとメニューから名刺リーダーやバーコードリーダーを起動するよりも簡単だ。

photophoto SH002と936SHはモーションセンサーを搭載しており、端末の向きを検知して写真の上下を切り替える。936SHはメニュー表示やファインダーの向きも切り替わる
photophoto SH002はメニューの中央部にある人型アイコンの向きが変わり、写真の上下を記録する

 カメラ以外の機能では、GPSやBluetooth、外部メモリなどにも違いがある。GPSは936SH、BluetoothはSH-08Aが対応しておらず、外部メモリはSH002が最大2GバイトのmicroSDのみ対応している。また、SH002と936SHはモーションセンサーにより歩数計を利用できるほか、936SHは端末を動かして機能を呼び出したり、着信やバイブを止めたりといった操作も可能だ。

 次回はソーラー充電表示を中心にチェックする。

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