第21回 スマホのセキュリティ対策を万全にする(Android編):今すぐ使えるスマホレシピ

» 2013年05月08日 23時22分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 前回はiPhoneでのセキュリティ対策について紹介しており、一部はAndroidでもiPhone同様の方法でセキュリティを強化できる。加えて、Androidならではのセキュリティ対策に触れたい。今回紹介する方法を導入すれば100%安全というわけではないものの、最低限の知識として覚えておこう。

画面ロックの解除方法は全部で5種類

 Android 4.0以上のOSを搭載した端末では、5種類の画面ロックの解除方法を選択できる。その中で最も効果的なのが「パスワード」だ。

 4文字以上17文字未満の英数字を組み合わせたパスワードを自由に設定できるので、自分だけが分かるパスワードにしよう。また、これを簡略化したのが「PIN」で、4桁の任意の数字を入力するだけでロックを解除できる。さらに、画面上に表示された9個の点を任意の順番になぞる「パターン」という方法もある。

photophotophoto 「タッチ」は誰でも解除できる方法なので、誤作動防止としての役目だけを果たす(写真=左)。任意の英数字を組み合わせて、複雑なパスワードを設定しよう(写真=中)。「パターン」は片手でのロック解除がしやすいが、ディスプレイに残った指紋で解除方法を悟られる場合があるので注意しよう(写真=右)

 Android 4.0ならではの画面ロックの解除方法として「フェイスアンロック」もある。自分の顔を登録し、スマホに認識させることでロックを解除できるが、よく似た誰かがロックを解除できる可能性もあるので、安全面ではほかのロック機能に劣る。顔認証ができない場合に備え、「パターン」または「PIN」によるロック解除方法も設定可能だ。

photophoto Android 4.1では認証時にまばたきをしないと反応しないようにする「生体検知」オプションが追加されたが、まばたきをした自分の動画を見せても解除されてしまうのが難点(写真=左)。顔認証できない場合に備え、追加のロック解除方法を設定する(写真=右)

アプリ別にロックをかけることも可能

 「イージーロック」(無料)というアプリを使えば、アプリ別にロックをかけることができる。パスワードもしくはパターンを利用して、端末にインストールしたアプリのロックを解除可能だ。

photophoto ロックが必要なアプリだけを選択可能(写真=左)。アプリを起動しようとすると、パスワードの入力を求められる(写真=右)

 ロックの解除パターンがシンプルなので、セキュリティの精度が高いわけではない。しかし、アドレス帳やLINEなど、個人情報が詰まったアプリを使う人はダウンロードしておいて損はない。

alt

アプリのダウンロードには注意が必要

 AndroidではGoogleの運営する「Google Play」以外からもアプリをダウンロードできる。これらのアプリは“野良アプリ”と呼ばれ、Webサイトなどを通じて提供されている。しかし、非公式のものはウイルスに感染する可能性があるので、よほど信頼できる配信元でない場合はなるべく利用を避けた方がいいだろう。

 また、Google Playで配信されているアプリの中にも、端末内の個人情報を抜き取る悪質なアプリが配信されていることがある。Google Playでは審査なしに登録されたアプリが多いことが一番の原因だろう。ただし、審査がない分、自由度の高いアプリが配信されていることも事実だ。万が一問題が発覚した場合は、Google側が公開を止めるので安心してほしい。

 Google Playからアプリをダウンロードする際は、著名な開発元の配信するものや、定番となっているアプリだけに絞るなどすれば安心度は高い。また、アプリのダウンロード時に必要とされる権限をチェックすることも大切。権限に疑問を感じたら、ダウンロードするのを考え直そう。

photophoto 「設定」→「セキュリティ」で、「提供元不明のアプリ」のチェックを外しておこう。こうすれば、マーケット以外からのアプリのインストールをする際に確認が必要になる(写真=左)。アプリのダウンロード画面で権限が表示される。聞き覚えのない開発元のアプリが不要に思える権限への許可を求める場合は注意しよう(写真=右)

 安全性を重視するなら、キャリアの運営するアプリマーケットを利用するのがベストだ。NTTドコモは「dマーケット」、KDDIは「auスマートパス」を提供している。いずれもアプリの審査をキャリアが行っており、キャリア課金に対応。ソフトバンクモバイルはGoogle Play内に「ソフトバンク ピックアップ」というコンテンツを用意しており、キャリアがオススメのアプリを選定している。また、2012年冬以降に発売された端末にはアプリポータル「Yahoo!マーケット」がプリインされており、Yahoo! JAPANのスタッフが厳選した安心・良質なアプリをダウンロードできる。

セキュリティアプリを導入すれば安心

 Androidにはさまざまなセキュリティアプリが配信されており、国内外の著名なアンチウイルスベンダーがAndroid向けのアプリを提供している。過去に紹介した無料アプリ5本と、有料アプリ5本を参照してほしい。

 今回、筆者がスマホ初心者にオススメしたいのは「LINEアンチウイルス」(無料)だ。ワンタッチでスマホの状態を確認し、悪意のあるプログラムや不正コードを検出してくれる。また、「リアルタイム監視機能」では不正プログラムの検出に加え、アプリの異常実行やセキュリティ上の疑わしい変化が発生した際に通知するので安心。ただし、アプリのインストール時にはウイルススキャンを行わない仕様だ。

photophotophoto しばらくスキャンしていない状態だと注意を促してくれる(写真=左)。今どのアプリをスキャンしているのか、などが目で見て分かる(写真=中)。「クイックスキャン」は、インストールしたアプリにマルウェアが含まれないかをチェックする。「フルスキャン」ではさらに詳しいスキャンに対応する(写真=右)

 また、キャリアが独自に提供するセキュリティ対策サービスもある。ドコモは「ドコモあんしんスキャン」、ソフトバンクモバイルは「スマートセキュリティ powered by McAfee」を提供している。ドコモは無料、ソフトバンクは月額315円の有料サービスで、いずれも申し込みは不要。KDDIはauスマートパス内で「ウイルスバスター」を提供しており、スマートパス会員なら誰でも利用できる。

 また、前回のiPhoneのセキュリティ対策でも述べた、最新のOSにアップデートすることやWi-Fiをオフにすることなども忘れないようにしよう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー