「Adamo」とまじめに恋バナを咲かせた――実力編ただのイケメンではない(2/2 ページ)

» 2009年04月08日 11時11分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2       

SSDの採用で軽快な動作を実現

 さまざまなデザインギミックを施したAdamoだが、実際のパフォーマンスはどれほどのものだろうか。Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは下の画像の通りで、メモリのスコアを除けば、ほぼ同じような構成の「Latitude E4200」に近いスコアを記録した。チップセット内蔵のグラフィックス機能のため、グラフィックス系の値は物足りないが、メモリやプライマリハードディスクは最高値の「5.9」となっており、Vistaを快適に利用できる。

 定番のベンチマークテストでは、3Dの描画性能こそ低調だが、PCMark05のHDDスコアはSSDの採用により、一般的なHDDよりもかなり高速な結果を残している。ひよひよ氏作の「CrystalDiskMark 2.2.0」でSSDのシーケンシャル/ランダムのリード/ライト性能を計測したところ、こちらもLatitude E4200に採用されていたMLCタイプのSSD(本機と同じサムスン製)と同傾向のスコアだった。最新のSSDに比べると、シーケンシャルリード/シーケンシャルライトともにいまひとつの成績だが、Vistaのレスポンスは良好だった。

評価機のWindowsエクスペリエンスインデックス画面(写真=左)。CrystalDiskMark 2.2.0の結果(写真=右)

PCMark05のテスト結果
3DMark06(1366×768ドット)のテスト結果
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3の結果

発熱や騒音、バッテリーの駆動時間はどうなのか

 気になるバッテリー駆動時間は、海人氏作の「BBench 1.01」を利用して計測した。液晶ディスプレイの輝度センサとキーボードバックライト、およびワンタッチボタンのライトはオフ、画面輝度は最高、「バランス」の電源設定で、10秒おきにキーボードを押下、60秒ごとに無線LAN(IEEE802.11n)によるインターネット巡回(10サイト)を行う設定でテストしたところ、駆動時間は166分だった。バッテリー駆動期間の公称値は約5時間で、実測値は約半分程度だったが、輝度はまぶしく感じられるほど明るく16段階の調整が可能なため、最低輝度に落とせば駆動時間をさらに延ばすことができるだろう。

 ボディの発熱は、低負荷時で気になるところはなく、背面左側に配置された冷却ファンの風切り音も静かだった。一方、高負荷時は排気口付近が40度(室温は25度)近くになったものの、底面は35度前後、パームレストやキーボード面は30度前後に収まり、手の触れる部分で熱く感じられるところはなかった。ただ、排気ファンが高速に回転するため、静かな環境では風切り音が少々耳障りに感じられた。


 話題を集めたAdamoだが、現時点では同社の想定した以上の台数が売れているようで、原稿執筆時は約2週間の納期が必要だった。超低電圧版のCPUを採用したゼロスピンドルのPCでありながら重量が約1.81キロと、これまでのモバイルPC/スリムPCの概念とは異なる次元にあるAdamoだが、逆をいえば重量や携帯性よりもデザインを最重視し、16.4ミリというフラットなボディを獲得するために逆算した結果が本機だったのだろう。何より、ガラスやアルミをふんだんに取り入れたボディは人目を引くし、一見の価値が大いにある。

 いずれにせよ、同社が満を持して投入したモデルであり、今後の方向性を占うという意味でも注目に値するモデルであるのは間違いがなさそうだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  6. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  7. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  8. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  9. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
  10. Steamで「サマーセール2026」開催中! 「BIOHAZARD requiem」など新作も値下げ (2026年06月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー