デザインかカラバリか、Windows 7かXPか……HPの新型Netbook「Mini 110」で悩む直販か、量販モデルか(2/3 ページ)

» 2009年11月09日 16時36分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ボディは大柄になったが、カバンへの収まりはよい

 それでは、Studio Tord Boontjeをベースに実機を見ていこう。

 ボディサイズは263(幅)×174(奥行き)×28〜33(高さ)ミリ、重量は実測値で本体が約995グラム、標準の3セルバッテリーが約175グラムと公称の約1.2キロを30グラムほど下回っていた。厚さ25.9ミリのフラットボディを採用していた従来のHP Mini 1000シリーズに比べてサイズは一回り大きくなったが、それでもカバンへの収まりはよく、ボディの厚みが増えたことでホールド感は良好になった印象だ。

 ちなみに、オプションの6セルバッテリーの重量は約325グラム(PC本体と合わせて約1.32キロ)あり、装着すると3セル分のバッテリーが底面に張り出すため、キーボード面がかなり傾斜してしまう。本機は液晶ディスプレイが背面に回り込む構造を取っているので、液晶面が約130度までしか開かない。6セルバッテリーを装着してヒザの上で使うシーンでは、液晶ディスプレイをかなり上の方から見下ろす形になり、色味がかなり変化して見える点は覚えておきたい。

 インタフェースは両側面にまとまっている。左側面にはDC入力や排気口、USB 2.0やヘッドフォン/マイク共用端子が、右側面には2基のUSB 2.0とメモリカードスロット(SDHC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO/xDピクチャーカード/MMC)、アナログRGB出力、100BASE-TX/10BASE-T対応の有線LAN端子が並ぶ。

 背面はバッテリーが占め、前面左側に電源スイッチ、右側に無線LAN/Bluetoothの電源スイッチがある。ただ、PC使用時は電源スイッチの右脇にあるHDDアクセスランプが見えづらいほか、暗いところでは電源スイッチの白色LEDと無線LANスイッチの青色LEDランプの光がややまぶしすぎる印象だった。

標準の3セルバッテリーを装着した状態
オプションの6セルバッテリーを取り付けると、バッテリーが22ミリほど底面に出っ張る
液晶ディスプレイを最大に開いた状態。約130度まで開く

前面(写真=左)と背面(写真=右)

左側面(写真=左)と右側面(写真=右)

主要キーで17.5ミリの正方ピッチを備えたキーボード

10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載する。本機はラッチレス機構を採用している

 採用する液晶ディスプレイは10.1型ワイドで、解像度は量販店モデルが1366×768ドット、直販モデルが1024×600ドットだ。非光沢液晶なので長時間利用しても目が疲れにくく、映り込みも少ないのはいいのだが、フレーム部分が光沢仕様なのはいただけない。輝度は11段階に切り替え可能で、左右の視野角は広めなのだが、上下方向はやや狭い。ちなみに、液晶ディスプレイ上部にWebカメラが、下部にステレオスピーカーが内蔵されている。

 ボディいっぱいに広がるキーボードは、2ミリのキーストローク、主要キーで17.5ミリの正方ピッチを確保する。最下段のキーをはじめ、「1」や「¥」キーなどは14〜15ミリピッチと狭くなるが、不規則な配列はなく、パームレストの奥行きは50ミリと広くはないが文字入力はやりやすい。キーボードを強く押し込んでもユニットがしなることはなかったが、入力時にカチャカチャと耳障りな音がするのは気になった。

 タッチパッドは、クリックボタンがパッドの左右にあるタイプなのが好みが分かれそうだ。パッドのサイズは34(縦)×59(横)ミリあり、パームレストやクリックボタンの面から一段低い位置にあるため、手探りでも判別できる。同社おなじみとなるワンタッチでタッチボタンの機能をオン/オフできるボタンは省かれているが、パッド自体がキーボードから12ミリ離れているので誤動作の心配も少ない。

 一方、ACアダプタはサイズが40(幅)×93(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量が255グラムと小ぶりなのだが、電源ケーブルはACアダプタとの接続が3ピンのタイプで、ケーブル自体が太いため携帯性が悪いのは残念だ。

主要キーで17.5ミリの正方ピッチを実現。スペースバーの長さは約62ミリある
タッチパッドにはシナプティクス製のドライバが導入済みだ
マルチタッチには非対応だが、多彩なカスタマイズが可能だ

3本のネジを回してキーボードユニットを取り外すとHDDベイが現れる
メモリスロットには底面から簡単にアクセスできる
手前が6セルバッテリ−、奥が3セルバッテリーとなる。

 なお細かい部分だが、Mini 110シリーズにはリカバリメディアが付属せず、購入後にユーザー自身が外付けの光学ドライブを用意してリカバリディスクを作成するか、「日本HPリカバリメディアキット販売窓口」から購入する必要がある。費用はリカバリメディアキットDVDが3150円で、別途送料が630円必要だ。そのぶん、HDD内にリカバリ領域は確保されておらず、空き容量を圧迫していることはない。

リカバリディスクの作成画面
リカバリメディアキットの販売ページ
Mini 110シリーズではリカバリ領域が確保されていない

 それでは、Windows XP Home Edition(SP3)を採用したStudio Tord Boontjeを、ユーティリティ画面で見ていこう。

CPU-Z 1.52.2(写真=左/中央)とGPU-Z(0.3.6)の画面(写真=右)

Intel Graphics Media Accelerator Driver for Mobileの画面

評価機のデバイスマネージャ画面

 次のページでは、ベンチマークテストでパフォーマンスを計測しよう。

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