大解説! 省電力なCPUとSoCの最新事情を整理するインテルとAMDとNVIDIAの次の一手は?(4/4 ページ)

» 2013年02月21日 16時00分 公開
[本間文,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

モバイル向けモデルの開発を急ぐインテルとAMD

 インテルもまた、低価格スマートフォン市場に向けて積極的に動いている。インテルは、開発コード名“Lexinington”と呼ぶ「Atom Z2420」を低価格スマートフォン向けのモバイルCPUとして投入する計画で、シングルコアながらHyper Theading Technologyで2スレッド処理に対応するCPUは、動作クロック1.2GHzで動作する。グラフィックスコアにはPowerVR系列の「SGX540」を採用するほか、1080pのHDエンコードにも対応するビデオ機能や、最大500万画素のイメージセンサーに対応するイメージプロセッサなどを統合する。

 インテルでモバイルプロセッサ事業を統括するマイク・ベル副社長は、今後も、Clover Trail+などのタブレットデバイスと高性能スマートフォン向け製品とは別に、低価格スマートフォン向けのCPUを開発していく意向を示す。

開発コード名“Lexington”こと「Atom Z2420」の特徴(写真=左)。Lexingtonを搭載するスマートフォンのリファレンスデザイン(写真=中央)。スマートフォン向けSoCのロードマップ(写真=右)

 AMDも、将来的にARMコアをスマートフォンやタブレットデバイスなどのクライアント向け製品に採用する可能性もあるなど、市場動向に応じて柔軟な開発を行なっていく考えだ。AMDでは、2014年にARMコアを採用したサーバ向けプロセッサを市場に投入する計画だが、モバイルデバイス市場の動向によっては、x86コアだけではなく、ARMコアも選択肢の一つとしてロードマップを検討していく考えを示している。

 2013年は、PC業界のメジャープレイヤーたちも、スマートフォンとタブレットデバイスに向けた製品で新しい道を模索するターニングポイントとなりそうだ。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月05日 更新
  1. イヤフォン連携&文字起こし無料! 無線機能を省いて物理ボタン搭載の異色AIレコーダー「HiDock P1」実機レビュー (2026年01月04日)
  2. 充電ストレスからの解放! 「Apple Watch Ultra 3」を選んだ理由と実機を使って分かったこと (2026年01月03日)
  3. アイ・オー・データが「Amazon 初売り」に参加 ゲーミングディスプレイやスティックSSDなどがお買い得 (2026年01月03日)
  4. トラックボールの大定番がモデルチェンジ! 新「Expert Mouse TB800 EQ」(レッドボール)を試す (2025年12月29日)
  5. 「35歳以下は節約しか知らない」 シャープが“野性味”を取り戻すために選んだ、オール日本人体制への回帰 (2026年01月01日)
  6. クルマは95%の時間停まっている――シャープが挑む「部屋になるEV」と、大阪・堺筋本町への本社移転が示す覚悟 (2026年01月02日)
  7. 家族4人で「XREAL One Pro」を使ってみた “推し活”からガチの格ゲーまで、視野角57度の魅力 (2025年12月30日)
  8. 現役情シスの2025年ベストバイ 外付けGPUボックスで脱・デスクトップ、そして“ZUNDAルーター” (2025年12月30日)
  9. 光学ドライブをあきらめない! 2026年に向けた「手持ちパーツ流用」で安くPCを延命/自作ガイド (2025年12月31日)
  10. 75万円のGeForce RTX 5090が瞬殺! 26万円マザーや4画面付き水冷ヘッドなど年末の「超」ハイエンド製品まとめ (2025年12月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年