Windows 10の新アプリ「モバイルコンパニオン」は削除して問題なしかWindows 10のツボ(33)

» 2015年09月23日 06時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

「モバイルコンパニオン」でできること

 今やPCとモバイルデバイスの連携は必須になりつつある。そんな状況を反映してか、「Windows 10」には「モバイルコンパニオン」という新アプリが追加された。

 アプリを起動すると、自分が使っているスマートフォンをWindows Phone、Android、iPhone(iPadも含む)の中から選択するか、PCに接続するように促される。

 試しにAndroid端末を接続してみると、バッテリー残量や内蔵ストレージ、外部ストレージの容量などが表示された。まるでiPhoneとiTunesのような同期機能が備わっているのかのように見えるが、特に独自のファイル転送機能などがあるわけではない。

モバイルコンパニオン 接続したデバイスの情報が表示されるが……

 続いて画面上に表示されるiPhone/iPadを選択してみると、OneDriveやOneNote、Skype、Office、Outlookなど、Microsoftの各サービスが利用できるアプリのダウンロードリンクが表示されるだけだった。

 つまるところ、本アプリは各サービスへの誘導が目的で、特に機能を備えているわけではない。今はPCに接続して同期するのではなく、クラウドを通じて同期をするのが当たり前、という状況を象徴するかのようなアプリだ。

モバイルコンパニオンモバイルコンパニオン アプリ内の説明文を読むと、モバイルコンパニオンで各機能が使えるかのように見えるがそうではない。各機能を利用できる“アプリ”の一覧を表示しているだけだ(写真=左)。各アプリを選択すると、デバイスにアプリのダウンロードリンクをメールで送信できる(写真=右)

「モバイルコンパニオン」のアンインストール

 というわけで、特に使えるアプリではないということが判明したので、PC上から削除したいというユーザーもいるはず。そんなときはスタートメニューのアプリ一覧、もしくは検索で「モバイルコンパニオン」の項目を表示し、右クリック→「アンインストール」でアプリを削除することができる。

OneDrive 簡単にアンインストールすることができる
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