5分で分かる、先週のモバイル事情――2月28日〜3月6日

» 2009年03月09日 07時00分 公開
[ITmedia]

ドコモ、ソフトバンクが10万強の純増――2月の携帯・PHS契約数

 電気通信事業者協会(TCA)が3月6日、2009年2月末の携帯・PHS契約数を発表した。累計契約数は1億1103万9000件で、1月から39万5800件の純増となった。

 純増トップは13万1000件の純増を記録したソフトバンクモバイル。2位のドコモは10万3100、3位のイー・モバイルは9万6500の純増となるなど、春商戦の本格化で契約数を伸ばした。

 番号ポータビリティは、ドコモが7100の転出超過に転じ、KDDIは2008年9月以来の転入超過となった。

ウィルコム、FOMA網利用の法人向けデータ通信サービス――「WILLCOM CORE 3G」

 ウィルコムは3月4日、NTTドコモのFOMAネットワークを利用した法人向けのデータ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」を3月9日にスタートすると発表した。

 WILLCOM CORE 3Gは、ウィルコムがドコモから回線を借り受けるMVNO方式として提供し、設備についてはすでにドコモ網を使ったMVNOサービス提供している日本通信のものを利用するという。

 端末はHSDPA通信に対応したネットインデックス製のUSB接続型データ端末「HX001IN」を利用。通信速度は下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsとなっており、従来のPHS通信は行えない。

 料金プランは、WILLCOM CORE 3G専用となる“3Gビジネスプラン”を適用する。加入には5回線以上の法人名義で契約する必要があり、月額料金は945円(30万パケット、約36.6Mバイトまで無料)とインターネット接続料(PRIN)の525円を合算した1470円から。30万パケット以上の超過パケット通信料は0.0126円/パケット。上限額は回線数によって異なり、5〜14回線は7980円×契約回線数、15回線以上は5985円×契約回線数となる。

 なお、今回の3G通信サービスはあくまでXGP(次世代PHS)サービスに先駆けて提供するものであり、XGPエリアの拡大により都道府県ごとにサービスを終了する場合があるという。発表時点では2012年12月末までの提供をめどとしており、XGPの本格サービス開始後にはWILLCOM CORE 3Gからの移行プログラムを計画している。

戦略の差が明確に――携帯電話メーカーの世界シェア

 米Gartnerが世界の携帯電話市場の調査報告を発表した。2008年第4四半期(10〜12月期)の販売台数は3億1470万台で、前年同期比で4.6%減となった。

 メーカー別で見ると、第4四半期に首位のフィンランドのNokia、4位のSony Ericsson、5位の米Motorolaの販売台数が減少。Gartnerはその要因について、Nokiaはタッチスクリーン搭載機発売の遅れ、Motorolaは3G製品やタッチスクリーン製品の欠如とGPSなどの最新機能実装の遅れ、Sony Ericssonは音楽プレーヤーとカメラを搭載した競合機種が増えたことによる競争の激化による影響を挙げている。

 また、米NPD Groupの調査によると、2008年第4四半期(10〜12月期)のスマートフォンの携帯電話市場全体に占める割合は23%となり、前年同期の12%から大幅に上昇した。

携帯が企業の内線電話に――ソフトバンク、ホワイトオフィスの受付開始

 ソフトバンクモバイルとソフトバンクテレコムは、携帯電話を内線電話として利用可能にする法人向けサービス「ホワイトオフィス」の申し込み受付を開始した。

 ホワイトオフィスは、オフィスの固定電話と携帯電話間で内線番号を使った通話を可能にするサービス。社内だけでなく、社外でも携帯電話を内線電話として利用でき、保留・転送や多段転送、一斉呼び出しなどの機能も利用できる。

 オフィスの固定電話とソフトバンクケータイ間の内線通話料は、定額料金を支払うことで24時間無料となり、外出中の社員との通話も内線の利用で無料になるなど、通話コストの削減を見込める。導入についても、専用線接続用インタフェースの有無や内線容量、内線接続機能の有無などの条件が適合してる場合には企業内で利用しているPBX(企業内交換機)の設定変更などで利用でき、大がかりな設備投資は不要だという。

Photo ホワイトオフィスのサービスイメージ

MR業務を効率化――ファイザーがWindows Mobile端末3000台を導入

 製薬会社大手のファイザーは3月2日、業務用携帯電話としてソフトバンクモバイルが販売するWindows Mobile端末3000台を、ソフトバンクテレコムを通じて導入すると発表した。

Photo ファイザーが3000台の導入を決めたHTC製の「X05HT」。タッチパネル液晶とQWERTYキーを装備する

 ファイザーは医薬情報担当者(Medical Representatives)向けにHTC製の「X05HT」を採用。端末の管理サーバとしてマイクロソフトの「Microsoft System Center Mobile Device Manager 2008日本語版」(SCMDM 2008)を導入し、セキュリティを強化するとともに、端末の一括管理を行えるようにした。

 同社が採用するWindows Mobile搭載携帯電話とSCMDM 2008の併用によるモバイル環境は、世界最大規模になるという。

「ポケットカルテ」、MCPC awardの大賞候補に――ウィルコムら4社が開発

 ウィルコムは3月3日、同社と日本サスティナブル・コミュニティ・センターのどこカル.ネットプロジェクト、アピウス、メディカルコミュニケーションが共同開発した「ポケットカルテ」が、MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)が主催する「MCPC award 2009」のグランプリ(大賞)および総務大臣賞候補にノミネートされたと発表した。

 ポケットカルテは、ウィルコムのPHS端末や携帯電話からアクセスできる電子カルテ情報サービス。ユーザーは場所や時間を問わず自身の健康情報を見ることができ、医療機関は患者の病歴を容易かつ正確に把握できるほか、救急現場で迅速な現場処置が可能になるという。

 ポケットカルテは、正式サービスを開始した2008年10月1日から4カ月間(1月末時点)で、1万ユーザーを突破している。

 ウィルコムは、同社のWindows OS搭載のUltra Mobile「WILLCOM D4」を活用したヤマサキの“バーコード読取型トレーサビリティ・モバイルシステム”「アビリティ」(ほか計3件)もMCPC award 2009のグランプリ(大賞)および総務大臣賞候補にノミネートされたと発表している。

 MCPCアワード 2009のグランプリは、3月19日に最終審査を経て決定する。

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