日本語入力システムには、オムロンソフトウェアの「iWnn IME for Samsung」を採用。アドレスやURLを簡単に入力できる「.com」ボタンを追加したほか、キーレイアウトやグラフィックを変更するなど、GALAXY Sならではのカスタマイズが施されている。文字入力に必要な機能は備えており、平仮名や英語のフリック入力や英語の予測変換もサポートしている。なお、メニューを含めた言語設定に対応しているものは、日本語、英語、韓国語のみだが、文字入力はそのほかの言語も選べる。



入力モードを「ケータイ」にすると、テンキーに変わる(写真=左端)。平仮名からの英数カナ変換や、逆トグルも用意されている(写真=左中)。平仮名と英数のフリック入力も可能。入力される文字がキーボードの上に表示されるので、指で隠れることもない(写真=右中、右端)


英語の予測変換も可能(写真=左端)。QWERTYキーボード(写真=左中)。日本語と英語のユーザー辞書を作成できる(写真=右中)。ポーランド語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語など、さまざまな言語で入力できる(写真=右端)ソフトウェアキーボードを一筆書きのようになぞって入力ができる「Swype」も、英語や韓国語などいくつかの言語で利用できるが、残念ながら現在のところ日本語には対応していない。
日本語は未対応とはいえ、Swypeの操作性は気になるので、英語で簡単な文章を打ってみた。例えば「hello」の場合、「h」に触れたまま左上に指を移動させて「e」に触れ、右下まで指を移動させて「l」、その左上の「o」に触れると入力できる。「live」と「love」などスペルの似ている単語は候補が表示されるので、正しい方を選べばよい。キーから指を離さずに入力する感覚には少々慣れが必要だが、かなり高い精度で認識してくれたので、入力し直すことはほとんどなかった。日本語版の対応にも期待が膨らむ。
Android端末では珍しく、本体からのキャプチャ機能に対応したことも、地味ながら特筆すべき点だ。通常、Android端末で画面キャプチャを撮るにはPCにAndroid端末を接続し、SDK(ソフトウェア開発キット)を使う必要があるので手間がかかる。GALAXY Sでは、クリアキーを押した状態でホームボタンを押すだけでキャプチャが撮れる。ブログやSNSなどの掲載用に使うのはもちろん、地図や乗換案内の検索結果など、ちょっとしたメモ代わりにも重宝する。
カメラは500万画素CMOSを搭載し、720×1280ピクセルのハイビジョン動画も撮影できる。撮影画面は横向きになっており、任意の個所をタップするとピントが合う。左側のアイコンからサイズやシーン設定、撮影モードなど各種設定が行える。フォルダごとに画像や動画のサムネイルがグラフィカルに表示される「ギャラリー」がプリセットされており、ビュワーアプリとして役に立つ。
写真で解説する「GALAXY S」(外観編)
開発陣に聞く「GALAXY S」:ローカライズを徹底して満足度を上げる――「GALAXY S」が世界で売れた理由
本当になぞるだけでOK?――「Swype」で文字入力してみた
Android 2.2、スーパー有機EL搭載――ドコモ、「GALAXY S」を発表
ドコモ、「Galaxy S」ベースのSamsung製Android端末を秋以降に発売
サイズはどう? スーパー有機ELはキレイ?――写真で見る「Galaxy S」(外観編)
UIは使いやすい? カメラはどう?――写真で見る「Galaxy S」(ソフトウェア編)
タッチパネルの反応速度は?――動画で見る「Galaxy S」
販売数は110万台以上――韓国版「Galaxy S」を見てきた
「Wave」「GALAXY」日本投入の可能性は――Samsung電子のスマートフォン戦略Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.