HTCのスマートフォンの中でもフラッグシップモデルに位置付けられるのが「HTC Sensation」と「HTC EVO 3D」だ。HTC Sensationは1.2GHzのデュアルコアCPUを搭載しており、スムーズに動作する。OSはAndroid 2.3。本体サイズは65.4(幅)×126.1(高さ)×11.3(厚さ)ミリで、重さは約148グラム。ROMは1Gバイト、RAMは768Mバイト、バッテリー容量は1520mAh。ディスプレイは4.3インチQHD(540×960ピクセル)液晶を搭載。カメラは8メガピクセルで、フルHD動画撮影も可能。DLNAやテザリングも利用できるなど、スマートフォンとして必要なスペックはほぼ満たしているといえそうだ。
HTC EVO 3Dは製品名のとおり、「3D」を訴求したモデル。5メガピクセルカメラを2つ装備しており、本体側面の2D/3Dキーで3Dに切り替えてからシャッターを切ると、簡単に3D写真や動画が撮影できる。QHD液晶(540×960ピクセル)は3Dに対応しており、対応コンテンツを立体的に表示できる。発売されている米国で3Dがどこまで受け入れられるかは未知数だが、「3Dは携帯電話やUIと組み合わせてトータルで提供する」(小寺氏)とのこと。こちらもデュアルコアCPUを搭載している。ROMは4Gバイト、RAMは768Mバイト、バッテリー容量は1730mAhで、HTC Sensationよりもスペックは高い。
HTC SensationやHTC EVO 3Dに採用したHTC Sense 3.0のホーム画面も、従来モデルと比べて磨きがかけられている。スクリーンロック時は、画面下部の円形のアイコンにショートカットをドロップすると、ロックを解除せずにアプリを起動できる。ホーム画面は、従来は左右にフリックすると、壁紙ごと画面全体が切り替わるものだったが、HTC Sense 3.0では「壁紙」と「ウィジェット・ショートカットが置かれたパネル」が分けられており、1枚の壁紙の上でパネルが切り替わる。したがってページを切り替えても、壁紙の見栄えは変わらない。このUIはHTC Flyerでも同様だ。
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