“こういうものが作りたい”ソニーのDNAで誕生した──「VAIO X」製品発表会(2/2 ページ)

» 2009年10月08日 16時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

後継モデル投入のハードルは“低い”

 このような、数値やスペック表などで示される特徴以外に、VAIO Xの「しっかりとした作りこみ」についても赤羽氏は説明している。本体関連では、1枚のプレートから削りだして作られたアルミ製のパームレストや、液晶パネルを開けやすくするとともに強度も確保する本体形状として採用された「リジットアークデザイン」、そして、カーボンファイバーを使っただけでなく、4層のレイヤーの中に特殊フィルム層をはさむことで強度と軽量化を実現したサンドイッチ構造のハイブリッドカーボンパネルの採用が示された。また、出荷時試験において平面加圧振動試験、片持ち振動試験などを行って堅牢性能を検証していることを動画とともに紹介されている。

「長野県安曇野にある生産工場のスタッフもプロジェクトの早い段階から開発に参加している。VAIO Xの開発で蓄積したノウハウを活用して普及価格帯の製品にも導入していくつもりだ」(赤羽氏)

VAIOのラインアップは、VAIOらしさを打ち出すプレミアムなモデルと競争力を強化したモデルといった両端で展開する。VAIO Xはプレミアムなモデルと位置付けられる(写真=左)。薄さを実現するために採用されたAtom Zだが、そのパフォーマンスをカバーするためにWindows 7とSSDも導入された(写真=中央)。CPUやSSD、OS以外にも1枚パネルのパームレスト、リジッドアークデザイン、ハイブリッドカーボンといった、使い勝手と堅牢性能を向上させる工夫が随所に導入されている(写真=右)

 なお、VAIOシリーズでは、これまでも、バイオノート505エクストリームなどの「プレミアムなモデル」が登場しているが、いずれも後継モデルが投入されることなく、一時的なラインアップで終わっている。赤羽氏は、VAIO Xについて、「状況が許せば後継モデルを投入していきたい」と述べている。「バイオノート505エクストリームは、軽量薄型のボディや高いスペックを実現するために、コストがかかって組み立てが難しいデザインになってしまい、生産性も低かった。そのため、継続してリリースすることが難しかったが、VAIO Xは、そのあたりの問題を解決しているので、後継モデルを投入するハードルは低い」(赤羽氏)

発表会場では、VAIO Xの分解サンプルも展示されていた

Sony Style(ソニースタイル)

iconicon

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー