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» 2011年08月08日 11時03分 UPDATE

災害時のケータイ活用を考える(5):安否連絡から情報収集まで――災害時に役立つアプリ(Android編) (1/3)

東日本大震災では、情報収集や安否確認、地震速報通知などでスマートフォンのアプリが活躍した。発信規制で電話が使えないときでも、インターネットを介してさまざまな情報をやり取りできた。そこで、これら災害時に役立つアプリを紹介しよう。今回は23本のAndroid向けアプリを取り上げる。

[房野麻子,ITmedia]

 災害時に役立つアプリiPhone編に続き、Androidアプリ編を紹介。東日本大震災が起こった直後から、災害対応のさまざまなAndroidアプリが登場しており、iPhone向けアプリより審査が厳しくないせいか、対応が早かった印象だ。一方、Android向けには災害伝言板アプリが提供されているが、Webサイトで操作するのとほとんど変わらない。各キャリアの災害伝言板はAndroidスマートフォンに対応しているので、そのページのブックマークやショートカットで十分という印象だった。各キャリアの災害伝言板の使い方はこちらの記事を参考にしてほしい。

緊急地震速報に非対応のスマホにオススメ

なまず速報 β(ayunyan/無料)

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 Androidスマートフォンで現在、緊急地震速報に対応しているのはauの日本製スマートフォンとドコモ、ソフトバンクの一部スマートフォンのみ。緊急地震速報に対応していないモデルを使っているユーザーは、地震速報アプリを活用したい。

 「なまず速報 β」は、気象庁が発表する緊急地震速報をプッシュ通知するアプリ。緊急地震速報が送られた際に、マグニチュードや予想される最大震度をポップアップウインドウで表示する。iPhone向けアプリの「ゆれくるコール for iPhone」と同様にインターネットを介して地震速報を通知するので、利用者が多くなると通知に時間がかかり、揺れに間に合わない場合もあることを認識しておきたい。

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緊急連絡に使えるアプリ

 緊急時にメールやツイートを簡単な操作で送信できるアプリも数多く登場している。平時から送信先を登録し、使い方を把握しておきたい。

SOS(Manabu Kayamoto/無料)

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 緊急時に位置情報やメッセージをメールやTwitterに送信できるアプリ。あらかじめ送信先のメールアドレスを登録してウィジェットをホーム画面に配置しておく。緊急時にはそのウィジェットをタップするとSOSのモールス信号が鳴り、メッセージを登録アドレスやTwitterに送信できる。

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J!ResQ for Android(Digital Office [Japan] Inc./無料)

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 家族や友人に、音声と位置情報付きの安否確認メールを最大5件、自動送信できる。緊急時にアプリを起動すると自動的に録音モードになり、WAVフォーマットの音声を最大10秒間録音。その後、時刻と位置情報、あらかじめ入力しておいた文字メッセージとともに送信される。送信したメールの内容はクラウドデータベースに保存され、家族や友人が確認できる。なお、利用するにはGmailアカウントが必要だ。

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ホイッスル on Android(yasulab/無料)

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 ホイッスル音を鳴らせるアプリ。アプリを起動し、中央のボタンを押すとホイッスル音が鳴り続け、自分の居場所を周囲に知らせることができる。もう1度タップすると音が止まる。ワンタップで操作できるシンプルなアプリだ。

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避難場所を探す

 避難場所を探すための専用アプリも登場しているが、普段、GPSナビとして利用しているアプリを避難場所検索にも利用できる。また、標準搭載のGoogle マップでも、学校などの公共施設はもちろん、ガソリンスタンドやATMなど現在地付近の施設を検索できる。

NAVITIME(NAVITIME JAPAN CO., LTD./一部の有料メニューを期間限定で無料提供)

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 ルート検索や乗換案内のほか、周囲のスポットを検索し、施設の情報を確認できる。震災サポート機能として、発生中の遅延情報を知らせる「鉄道運行情報/メール」、遅延している路線を迂回するルートを検索できる「乗換案内(迂回ルート対応)」、各地域の避難場所とそこまでのルートを検索し、ルートを案内する「避難場所」など、一部の有料機能を期間限定で無料提供している。

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PayForwarding(android-group.jp/無料)

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 その名の通り、近くの避難場所を検索できるアプリ。住所を入力するか、位置情報機能を使って現在地近くの避難所を検索し、検索結果のリストを選択すると場所を地図で確認できる。シンプルな画面で使いやすいが、住所は入力内容によって検索結果に差が出る。都道府県名から入力した方がよさそうだ。

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