2014年の正月、突如として爆発的に流行し、口コミ(というかツイコミ?)でまたたくまに祭り状態になったフィルタアプリがあったのであった。この世界って盛り上がるときは一瞬なので、こうやって週刊ベースの連載で書いてるととりあげたときにはもう遅い感が否めないのだけど、スルーするにはあまりにもったいないのでやるのである。ほんとは先週辺りからフィルタ系アプリを徐々に取り上げていき、その中で、と思ってたのだけど、一瞬にしてここまで盛り上がるとは予想外でした。
それが水彩画アプリ「Waterlogue」。今までも、ぐわっと短期間で盛り上がるアプリってあったけど、waterlogueがすごいのは、300円の有料アプリでなおかつ無料の体験版もなかったってこと。単機能で300円って安くはないけれども、多くの人が有料で購入する価値があると認めたわけで、よい話だなあと思う。
で、Waterlogueをかけた写真はこんな感じ。
まず元の写真。
これにWaterlogueをかけてみる。
である。ただそれだけ。
でもデキが抜群にいい。デジタルフィルタっぽいわざとらしさがなく、絵画っぽく仕上げてくれる。元絵が日常的なものであるほど仕上がりとのギャップが大きくて面白い。ただその分、処理に時間はかかる。上の例の場合、iPhone 5sで15秒くらい。
フィルタは全部で9種類。毎回15秒かかってはかなわないけれど、サムネイルを最初に作成するので、それを見てから採用するかどうかを決めればいい。サムネイルを見てOKならそこをタップすればよい。
さらにボーダーのオンオフと仕上がりの明るさを調節できる。
という具合だ。
せっかくだからサンプルをいくつか。
なんでもかんでも水彩化してると飽きちゃうけど、ディテールよりその場の雰囲気を生かしたいとき、いちばん雰囲気の合うものを選んで効果的に使うべし。
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