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» 2015年08月21日 06時00分 UPDATE

Windows 10のツボ(12):Windows 10の「バッテリー節約機能」でバックグラウンド動作を制限する

Windows 10の設定に「バッテリー節約機能」という項目が追加されている。アプリのバックグラウンド動作を制限することで、バッテリー駆動時間を伸ばすことができる機能だが、実際の使い勝手は?

[山口恵祐,ITmedia]

PCのバッテリー駆動時間を伸ばすためのカスタマイズ

 Windowsを搭載するPCでバッテリー駆動時間を伸ばすには、電源オプションから一定時間操作しなかった際にディスプレイが消灯するまでの時間を変更したり、画面の明るさを調整したりといったカスタマイズが有効とされてきた。「Windows 10」でもそれらの設定は健在だ。

Windows10batterysave 非操作時にディスプレイが消灯するまでの時間や、スリープ状態に入るまでの時間といった設定に関する電源オプションは、Windows 10でも変わらず設定可能だ

 一方で、Windows 10には「バッテリー節約機能」なる項目がシステム設定に追加されており、アクションセンターからもワンタップでオンオフができるようになっている。このバッテリー節約機能はどんな役割を担っているのか、順を追って解説しよう。

バッテリー節約機能でできること

 バッテリー節約機能の設定を開くには、すべての設定から「システム」→「バッテリー節約機能」を開くか、アクションセンターのバッテリー節約機能ボタンを長押し(右クリック)する。

Windows10batterysave アクションセンターのアイコンは右クリックでメニューが表示できる

 このページでは、バッテリー残量や動作の推定残り時間、アプリごとのバッテリー使用割合などが確認できる。

Windows10batterysave バッテリー節約機能の項目
Windows10batterysave アプリごとのバッテリー使用状況は24時間、48時間、1週間ごとに表示切り替えが可能だ

 バッテリー節約機能は、主にアプリケーションのバックグラウンド動作と、プッシュ通知を制限することで省電力を実現する機能だ。普段はユーザビリティを優先して常に情報を最新に更新しておき、電源が確保できない環境などでは動作を最小限にしてバッテリー駆動時間を確保するといった使い方ができる。現在、主にモバイルOSで採用されている機能がWindows 10にも搭載されたことになる。

 バッテリー節約機能の設定に進むと、バッテリー残量が設定値よりも下回ったときに同機能を自動でオンにしたり、バッテリー節約機能が有効でもプッシュ通知のみ受け取るようにしたり、画面の明るさを下げたりといった設定ができる。

 また、バッテリー節約設定の状態にかかわらず、ホワイトリスト形式でアプリの動作を許可する項目も存在する。バッテリー駆動時間を優先したい状況でも、通知を逃したくないアプリはここで登録しておくと便利だ。

Windows10batterysave バッテリー節約機能をオンにしても、プッシュ通知だけは受け取るといった柔軟な設定も可能だ

バッテリー節約機能で制御できるのは一部のアプリのみ

 ただ、バッテリー節約設定でバックグラウンド動作を制御できるアプリは限られているようで、例えばプリインストールされているメールやカレンダー、OneNoteといったアプリはバッテリー節約機能をオンにすると通知が停止するのに対し、デスクトップアプリのSkypeやLINEの新着通知、Dropboxの同期といったアプリのバックグラウンド動作は停止しなかった。

 フルのWindows 10ということで、取り扱うアプリケーションの種類は膨大になる。なかなかモバイルOSのように、すべてのアプリケーションを統一して網羅することは難しいだろう。バッテリー駆動時間を優先したいならば、今回のバッテリー節約機能だけでなく、それぞれのアプリケーション設定も忘れずにチェックする必要がありそうだ。

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