「Windows 10」でタッチキーボードを利用するには、タスクバー上の通知領域にあるキーボードのアイコンをタップする。画面サイズによって異なるが、表示されるキーは大きめでタッチ操作でも快適に入力することができる。
見た目はiPadやAndroidタブレットライクなキーボードだが、Windows 8以降に搭載されているタッチキーボードの優れているところとして、キーボードショートカットに対応している点が挙げられる。左下のCtrlキーをタップすると、「Ctrl+C」といったおなじみのキーボードショートカットがタッチキーボード上で利用できる。他のOSに比べて使い勝手は一歩リードといったところだ。
Windows 10の「Continuum」機能でタブレットモードとして動作している場合は、テキストを入力できる場所をタップすればタッチキーボードが自動で表示されるが、デスクトップモードの時は通知領域にあるキーボードをアイコンをタップしないと表示されない。
このままでは使い勝手が悪いので、「設定」→「デバイス」→「入力」にある項目で、「デバイスにキーボードが接続されていないとき、ウィンドウ表示のアプリに自動的にタッチキーボードを表示する」をオンにする。
・→Windows 10で2in1を使うなら知っておきたい「Continuum」機能
タッチキーボードの一番右下にあるキーボードアイコンをタップすると、IME(文字入力ソフト)の切り替えや、キーボードレイアウトを変更できる。キーが左右に分かれる「分割キーボード」に変更すれば、タブレットを両手で持つ場面などで文字入力の使い勝手が向上する。日本語はフリック入力が可能だ。
先ほど紹介したタッチキーボードの設定画面で、「ハードウェアキーボードに準拠したレイアウトをタッチキーボードオプションとして追加する」をオンにすると、以下のようなキーが多いレイアウトでも表示できる。複雑なキーボード操作を行うアプリを使うときや、通常キーボードの使い勝手をタッチキーボードで再現したい場合に重宝するだろう。
タッチキーボードのほかに、手書き入力にも対応する。表示される5つの四角い枠の中に文字を直接書き込んでいくことが可能で、文字を崩して書いてもしっかり文字を認識してくれるので、使い勝手は良好だ。ただし、Windows 8から手書き機能を使っていたユーザーはすぐに気付くかもしれないが、Windows 10の手書き機能は以前に比べて機能がシンプルになった。
Windows 8.1までに搭載していた手書き機能では、書き間違えた文字の上で取り消し線を引くことで文字を修正したり、文字と文字の間に縦線を引いて、スペースを挿入といった、文字修正を修正できるジェスチャー機能のようなものを備えていた。Windows 10の手書き機能では、このような機能は省略されており、「5つの枠の中に文字を書いて確定を押す」という工程を繰り返さなくてはならない。
Windows 8.1までの手書き入力を愛用していたヘビーユーザーほど、この変更は痛手となるだろう。最近はペンを付属するモデルも増えてきており、手書き入力を活用する機会も増えてきそうだ。これからのさらなる日本語入力の進化に期待したい。
Windows 10のサインイン画面を省略すれば速攻で起動が可能だが……
Windows 10のアプリ表示がぼやける問題を解消する方法
Windows 10の新アプリ「モバイルコンパニオン」は削除して問題なしか
Windows 10の「OneDrive」でスマホ写真を素早くPCに取り込む方法
Windows 10はPIN(暗証番号)のサインインを推奨 パスワードは時代遅れ?
Windows 10の「仮想デスクトップ」で作業スペースを何倍にも増やす
Windows 10の新ブラウザ「Edge」でWebページ上にメモを書き込もう
Windows 10の「通知領域アイコン」を整理して使いやすくする
Windows 10で2in1を使うなら知っておきたい「Continuum」機能
Windows 10のロック画面に予定や新着メールを表示して即チェックする
Windows 10の新ブラウザ「Edge」なら今夜のアップルスペシャルイベントが視聴できるぞ
Windows 10の“子供用”ユーザーアカウントとは?
Windows 10で「規定のブラウザ」をEdge以外にしたい
Windows 10であえて「Internet Explorer 11」を使うワケ
Windows 10のスタートメニューは黒い……わけではない
Windows 10のスタートメニューをあえて全画面表示にすると何が起きるか
Windows 10の「コマンドプロンプト」は“コピペ”を手に入れ大幅進化
Windows 10のプライバシー設定はデフォルトのままだと危険?
Windows 10のタスクバーを圧迫する「検索ボックス」は非表示で問題なし?
Windows 10のライブタイルで「隠したい画像」がさらされる事故を防ぐ方法
Windows 10の新しい画像ビュワー「フォト」は編集もこなす優れモノだった
Windows 10の「バッテリー節約機能」でバックグラウンド動作を制限する
Windows 10で使い勝手が向上した「スナップ」の新機能とは?
Windows 10の「強制Windows Update」がもたらすデータ通信制限を回避する
Windows 10のディスク容量肥大を招く「Windows.old」はすぐ削除すべき?
Windows 10の日本語入力ソフト「Microsoft IME」の新機能“クラウド候補”を利用する
Windows 10のエクスプローラ新機能「クイックアクセス」とは
Windows 10で従来のコントロールパネルを表示する
Windows 10のアクションセンターに表示されるボタンを自分好みにカスタマイズする
Windows 10の新機能「Game DVR」でアプリやゲームの動画/静止画をキャプチャする
Windows 10で生まれ変わった「スタートメニュー」を自分好みに変える
Windows 10で追加された「ショートカットキー」を覚えよう
Windows 10の新しい「タッチパッドジェスチャー」を使いこなすCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.