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SSDかHDDか、カラーかタッチパネルかで悩みが増えた「HP Mini 5102 Notebook PC」を試す孤高の“金属”Netbook再び(2/2 ページ)

» 2010年03月24日 11時00分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]
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確実に性能は向上したが、伸び幅はわずか。SSDモデルは好スコア

 それでは、Mini 5102の性能をベンチマークテストで計測してみよう。

 今回は、タッチパネルモデル(7200rpmの160GバイトHDD+32ビット版Windows 7 Professional)とSSDモデル(128GバイトSSD)に加え、SSDモデルでは32ビット版Windows 7 ProfessionalとWindows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)のそれぞれの状態でテストした。

 まずWindowsエクスペリエンスインデックスでは、SSDモデルがプライマリハードディスクの値を筆頭に全般的にHDDモデルのスコアを上回った。HDDも7200rpmなので遅いわけではないのだが、やはりAtomとはいえSSDモデルのほうがWindowsのオペレーションもキビキビと動き、快適に操作できる印象だ。

 PCの総合的なパフォーマンスを計測するPCMark05でもその傾向は顕著で、HDDの値はXPで2万5000、Windows 7でも2万1000を超えている。前モデル(OSはWindows XP)との比較では、大半の項目で性能の上積みがされているが、上昇幅は数%にとどまる程度だ(HDDは約11%増)。グラフィックス性能を測るFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3でもスコアはアップしているが、3DMark06の値はWindows XP搭載モデルがふるわない。ただ、PCMark05のGraphicsでは従来モデルよりスコアが向上しているので、いずれにせよWindowsの基本的な操作で不満を覚えることはないだろう。

PCMark05のテスト結果
3DMark06(1366×768ドット)のテスト結果
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のテスト結果


SSDモデル(Windows 7)のCristalDiskMark画面
SSDモデル(Windows XP)のCristalDiskMark画面
HDDモデル(Windows 7)のCristalDiskMark画面

Windowsエクスペリエンスインデックスの画面。左がSSDモデル、右がHDDモデルだ

SSDモデル(Windows XP)のデバイスマネージャー画面

HDDモデル(Windows 7/タッチパネル)のデバイスマネージャー画面

CPU-Z 1.53.1(写真=左/中央)とGPU-Z(0.3.9)の画面。これらは両モデルとも共通だ。

SSDモデルではバッテリー駆動時間が約23%向上

 続いて、海人氏作の「BBench 1.01」を使ってバッテリー駆動時間をテストした。電源設定をHP Optimized(Windows 7)、ポータブル/ラップトップ(Windows XP)、液晶ディスプレイの輝度を最高、無線LANを常時接続し、10秒おきにキーボード押下、60秒ごとにインターネット巡回(10サイト)を行う設定で実行したところ、SSDモデルはWindows XPで約3時間42分、Windows 7で約2時間49分、HDDモデルは約2時間33分(Windows 7/タッチパネル)だった。前モデルのSSD搭載機(Windows XP)が3時間だったことを考えると、プラットフォームの一新が功を奏したのが分かる。

 バッテリーの容量は従来と変わりなく、駆動時間の公称値は標準の4セルバッテリー(14.8ボルト 29ワットアワー)装着時でSSDモデルが約5.5時間、HDDモデルが約5時間、タッチパネルモデル(HDD)が約4.5時間であり、ここでもSSDモデルの優位性は明白だ。オプションの6セルバッテリー装着時は、駆動時間がそれぞれ約11.5時間/約11時間/約10時間に延びるが、バッテリーが底面側に出っ張る形になる。

 一方、システムに高い負荷をかけてもキーボードやパームレストは大半の部分で35度(キーボード左側の一部で36〜37度)を下回っており、手の触れる部分で熱く感じる部分はない。負荷をかけ続けると、メモリスロットがある底面で40度近くになったが、そこを除けば気になる部分はなかった。騒音面は従来モデルとあまり変わりがなく、システムに負荷が続くと左側面にある排気口から風切り音がややうるさく感じられ、オフィスでもはっきりと認識できるレベルだったが、負荷が下がると落ち着いた。

5万円台から買える金属ボディ採用のNetbookとして魅力

 以上、生まれ変わったHP Mini 5102 Notebook PCを見てきたが、性能の向上とバリエーションの強化を果たしながら、SSD搭載モデルは従来と同じ7万9800円、HDD搭載モデルも6万9330円(いずれもWindows XPモデルの場合)を維持している。さらに、Windows 7モデルならばHDD搭載機で5万8800円(ブルーモデル)とグッと求めやすい価格帯になった。タッチパネルモデルもレッドモデルで6万5100円、ブラックモデルで6万9930円とタッチ操作対応機としては安価なので、手が出しやすい。ただ、本機は個人向けモデルではなく、気軽に店頭で見ることができないのは何とも残念であり、BTOで細かく仕様を選べないのも物足りなさを覚えるところだ。

 CULVノートPCが台頭し、Netbookの魅力が少なくなってきているのは事実だが、小型軽量でビジネス向けモデルらしい堅牢性の高さや高級感のある金属ボディ、SSDモデルのキビキビした動きは本機ならではのアドバンテージだ。新たにタッチパネルモデルも加わったことで、選択肢が広がったのも間違いない。引き続き、全モデルでマイクロソフトのOfficeシリーズと互換性がある「Corel Home Office」が導入されているので、SOHO用途では意外と重宝するだろう。

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